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2023年9月30日土曜日

『児童文芸2023年秋号』に「Q&A 失敗を恐れないでください」寄稿しました

日本児童文芸家協会の雑誌『児童文芸』は、私も結構長いこと編集委員として勉強させていただきましたが、10月発売の秋号に、現編集委員さんのご質問に応じて、Q&Aコーナーに寄稿させていただいております。

Qはおそらく、数年前にオンライン講座でお話したことの内容に対するご質問だと思います。


1 書き出しのこと
2 プロットのこと
3 客観性のこと

この三点でした。ご興味あればご覧ください。

四月猫あらしさんが『ベランダのあの子』のご受賞のときのことを、講談社の編集者さんが講談社児童文学新人賞で選ぶときの観点を、などなどたくさんの興味深い記事がのっています。『児童文芸』では、定期的に「児童文学塾」という特集をしていて、これは高橋うららさんが編集長をされていたときからのことですが、その特集をまとめた本も出ています。これは評判で、重版になるそうです。こちらも作家さん毎にいろいろテクがあっておもしろいのでぜひ。







2022年10月17日月曜日

季節風152号

季節風152号が来ました。

拙著『てつほうの鳴る浜』の書評を、同人の酒井和子さんが書いてくださっています。隅々まで読んでくださって、深い読みをありがとうございます。



今号は、大会掲載作品がないので薄いですが、読むところはいっぱいです。

特に後藤耕さんの「はらはら校正便り」の連載が始まり、今回は「まずは基本の体裁編」なのですが、ほんとこれ、まさに。ふだん合評のときは、気になっていてもそこまで言う時間がなくて、中身のことしか言えないんですが、こういうことあるあるすぎるので。大学の授業のときもそうです。言い出せばきりないし、なんか頭の硬いやつだ、そんなこと大したことじゃないだろうと思われると思って言いにくいんですが、それに、もっと言わねばならないことがいっぱいあるのでついつい省略しがちですが、はっきりいって、みんなこれ、こればっかり、なんですわ~~
書き始めの方や公募挑戦中の方は、ぜひぜひ、机の前に書きだして貼っていただきたいぐらいです。

それから最後の編集後記のみなさんの言。いとうみくさんのなんて、ほんとそうです。ああいわれたからこう直すわ、あの人がこう言ったから直したのにほらうまくいかなかったじゃないか役に立たない講評だ、ではないんですよね。自分の作品なんだから、あくまで自分で考える。だから、そのために人の言ったことを穴があくほど読む、で、またやってみて自分で考える、っていうことなんだと思います。



2022年2月2日水曜日

第7回童話塾in東北の報告に私の講座の内容を詳しく載せていただきました

先日発売の『児童文芸』2022年2・3月号に、人気作家のもえぎ桃さん( @HQ2yfm1ctwcD4RD )が、もったいなくも私の講座のあらましを書いてくださいました。

昨年10月にオンラインでやった第7回童話塾in東北での講義内容です。


ここに書いておられますが、あとのブレイクアウトルームも含めて、とてもていねいな運営で、スタッフの方大変だったと思います。Zoomの操作は、井嶋敦子さんがお医者さんのお仕事の合間を縫って研究していらして、さすがと思いました。とても楽しい会でした。

ところでこちらにも書いていただいていますが、創作で大事だと思うことは、本当はそんなにたくさんはなくって、講座でも、大学でも、それから創作教室みたいな合評の場でも、くりかえし言っていることです。私も先輩から耳にタコができるぐらい伺ったことを、創作の場で実際にやって考えながら、自分なりの解釈で、やっぱこれはこういうことだよね、と日ごろ思っていることです。

講座のときは、スライドでわかりやすくしたり、具体例を出したりしていますので、毎回言うことはぜんぜんちがうんですが(だから聞いていただいて損はありませんけど 笑)、基本は同じだなあって、いつも思います。


その基本のこと、忘れちゃうので、「創作Tips」として、note作りました。
まとめの記事もつけてありますので、よかったらご覧ください。

2021年10月18日月曜日

アイザック・アシモフ「#ファウンデーション 」シリーズを読み直して


AppleTV で、アイザック・アシモフのファウンデーションのドラマが始まったので、それを機会に中学生のときに読んでいたバージョンを、古本で買って読んでいるという話を、この前書きました。

3巻分は、読み終わったのですが、続編はまだなので、ドラマのファウンデーションがどの部分を使っているかは、まだわからないのですが。まあ原作と設定が違うところはわかります。ガール・ドーニック(なんと、ドラマではゲイルって発音してる)と、サルヴァー・ハーディンが、女だとか、ファウンデーションが開拓地で、開拓前からモノリスみたいななぞの物体があるとか、銀河帝国の皇帝が代々クローンとか。たぶん皇帝がクローンってことはミュールも増える可能性が当然あるはずだけど、そこはどうするのかな。まだミュールは出てきませんがね。ずっと出てこないのかな。

原作と違うって怒っている方も当然いるだろうけど。アシモフは生きてたら皮肉の100個ぐらいは言いそうだけど。でもアシモフが、昔スタートレックのファンミーティングかなんかに、銀河に人が広がるという構想をリスペクトされて出たときのスピーチを入れたレコードを買って聞いたことあったけど、自分のとは違う世界観のスタートレックをほめてた記憶がある。これはこれで面白いしハラハラして見られるので、わたしはオッケーです。原作のままだと、この前も書いたけど、時代的に合わない。今の人はドラマの中に没頭するような作りを欲していて、それは小説も同じです。

でも原作は原作として、今読んでも(今風の没頭する作りじゃないけど)面白いです。とにかく設定のスケールがすごいし。ってかほぼ長ーい設定書(笑)。

中学の時にはわからなかったことが、今回読み直してわかった部分もあります。こっちが作家になったからか。

中学のとき読んだときは(なにせ、私の中学時代は冷戦時代でしたからね)モデルは
銀河帝国→ローマ帝国
歴史心理学→唯物史観
ハリ・セルダン→カール・マルクス
テルミナス→60年代の勢いのよかったアメリカ合衆国

かなって思っていました。
もちろん内容は全然違いますが。だいいち、歴史心理学を建国の礎にしているテルミナスは自由民主主義だしね。でも、イメージとしては。

で、今度追加で思ったモデルは
トランター→ローマ(ま、ローマ帝国なら当然だけど)
ファウンデーション→財団(英語でファウンデーション。設立者の意思が絶対視される)
ミュール→ヒットラー
貿易商人→海賊
カルガン→ラスベガス

よねえと。

読んで改めて思ったけれど、ファンタジーでは、なんでもありだからこそ、モデルになるようなみんながわかる何かを設定しておくのは大事だなあと。モデルに手あかがついているとたしかに逆効果だけど、新鮮だからと言ってまったく何もなくてぜんぶ作家が作っているとなると、読むほうはついていけない。

ある程度こんな感じとわかるような定型のものを提示しておきながら、違うものとして扱って、現実とは違う方向に物語を進めるというのが、大事だなあと思いました。
(定型のものを提示しても、それに作者が沿って進める必要はない。大事なのは、最初に与えるイメージをある程度読者のために決めてあげるというだけのことだから)

2021年10月8日金曜日

雑誌「児童文芸」のバックナンバーおすすめ

雑誌『児童文芸』の編集委員にしていただいたのは、たしか2011年だったと思います。それから、編集長さんが矢部美智代先生、山本省三先生、高橋うららさん、石川千穗子さんと変わりました。私は今年度最後の12・1月号を以て卒業させていただきますが、とにかく毎号ミスがないかひやひやでした。こういうのは出てしまってからではすみませんですまないときがあります。実はなにかやらかしていて、黙っていてくださっていたのかもしれませんが、最後近くなって、一つ執筆者さんと関係の方に、申し訳ないミスをして訂正を出したほかは、まあまあ10年よたよたやってこられてよかったです。

最初の特集担当は、この号でした。
IT特集がメインで、没後五十年の未明特集が私一人の担当。初めてなのに一人で一つの特集の担当はかわいそう、と助けてくださったのが、深田幸太郎さんでした。その後、残念なことに、深田さんはお若くして亡くなっています。

この未明特集では編集部の相談で、私の好きな未明童話ということで、熊谷千世子さん、津島節子さん、中山聖子さんにそれぞれ一編を選んでエッセイを書いていただいたのがすごくおもしろかったです。

 

レギュラーの担当は最初「わたしの好きな〇〇〇」というエッセイで、あとはみなさんに取材していただく「児童文学散歩」とか、編集者さんと作家さんに出版のことを書いていただく「この一冊ができるまで」とかでした。編集者さんに書いていただくのは、いつもと逆バージョンの経験で(自分の担当さんにお願いしたことも)特に依頼状で、こういうことを書いていただきたいと工夫して書くと、うまくみんなが知りたいことを書いていただけて、それが快感っていうか、ああ編集者さんて、いつもこういう気持ちでメールくださったり打ち合わせしてくださってるんだな、と大変勉強になりました。

あとは、特集担当が選べるときはなるべく創作競作や、創作スキルに関するテーマでやらせていただくようにしていました。これも自分の勉強にもなるからって思って。

創作スキルに関するテーマの巻は(もちろん私の担当のときばっかりじゃありません)先日まとめて、単行本になりました。すごく内容が濃くてお得です。



これ以外で、私が勉強になったと思ったのは、自分の講座でもしつこく言っていましたが、この2018年12・1月号の「スキルを高めろ」の巻です。単行本には収録されていませんが「ここが聞きたかったんです!」というコーナーで、石崎洋司、井上林子、高田在子、竹内もと代、中山聖子、山野辺一記という方々が、自分の書き方について披瀝してくださっています。比べるとすごく勉強になります。



創作競作では、3つのお題を選んでそれぞれ作家さんに三題噺を書いていただいた「やってみなくちゃわからない! 三題噺大実験」号(2018年2・3月号)と、私の担当ではありませんが「テーマ」「アイテム」「登場人物」のテーブルからそれぞれ一つずつ選んで作家さんに書いていただいている「名作童話バイキング!!」号(2021年6・7月号)が、すごくおもしろいです。書き手の修行中の方は、自分で同じ題を選んで書いてみるとか、または自分ならどうするか書いてみるとかすると、新しい自分の能力が開発されるかもしれないですよ~~




まあ、物語を書くのは、技術だけじゃありません。季節風でよく言われる「主人公に入れ込む」とか、「琴線に触れる」などがすごく大事ですけど。(私は学生さんには、実はこっちを教えています。若かったら発想は自分でできるからね)

でも、壁にぶつかったら、こういうことをいろいろやってみるのもいいと思います。

バックナンバーのお申し込みは、日本児童文芸家協会事務局へ。時節柄、閉めている曜日もあるようですので、HPでご確認ください。

2021年10月1日金曜日

アイザック・アシモフと私の中学時代

AppleTVでアイザック・アシモフのSF『銀河帝国の興亡』=ファウンデーションが始まったと聞いて、サブスクなんてふだんやっていないのに、それを見たさに入ってしまいました。

もうあれを読んだのは何十年前でしょうか……。中学のころだったのですが、まだ当時はSFなんてエンタメ扱い、学校図書館にも公共図書館にも置いていなかったころで、最初の1巻はたしか父が持っていたのですが、あまりおもしろくないと思ったか、2巻目からは家になかったので、かといって買うだけのお小遣いはなかったので、友だちに借りて(その子のお父さんが持っていらした)読んだのでした。

中身はほとんど忘れていましたが、とにかく画期的だったことはたしかです。スターウォーズの1作目の映画を見たとき、ああ、すごいな、見たかったのはこの世界だなって思ったのですが、やっぱりかけていた部分があって。それは社会的構造の部分でした。

今回映像を見てから、思い出したくて古本を買いました。新訳より、昔読んだままを読みたかったんですよね。

そうしたら、やっぱり複雑なのと、いろいろ隠した書き方をしているので、けっこう難解なんですが、それでも社会構造と経済構造が書いてあって(その代わり人間ドラマは薄かったですが)ああ、自分は中学生でわからないところはすべて読みとばしていたけど、やっぱりその部分はおぼろげながら、理解してたんだなと思いました。当時の自分は世界史もローマ帝国も経済も知らなかったわけですよね。でもわかるものはわかるってことがわかった。

今、自分はどういうわけか、児童文学者になって、小・中学生にわかるように書いているんですが、やっぱりきちんと(できれば習ってなくてもわかるように、という条件でですが)背景を描くことが、習っていない子に対しても礼儀なんじゃないのかなと思う次第です。

この前、『学校図書館』に寄稿したとき、アシモフを読んで科学者になりたいと思って挫折したけど、本当は作家になれればよかったんだ、というエッセイを書いたところです。


まあ、なんにしても五十年ぐらい経って、アシモフの映像を見ることがあろうとは思いませんでした。本を貸してくれた友だちも亡くなってしまったしね。

書き手として読みなおすと(まだ1巻目ですが)、この本は長編と思っていましたが、長編じゃなかったですね。短編連作って感じです。主人公もどんどん変わりますし。ってか、主人公は歴史そのものなんですよね。今はこんな作りでは人は読まないかも。SFというものが珍しいジャンルだったからできた技かもしれません。なんて思いました。

映像のほうは、うん、やっぱり書き手として見ると、やっぱこういう作りになるよな、という感じです。人間ドラマなかったら見られないからね。

蛇足ですが、私が読んだのは冷戦時代、かつ科学の時代だったのですが、今は、ほんとこんな感じに技術が支えとなる原理を失って、単なる秘儀になってる部分があるよね、と思いました。原子力なんてしばらくこのまま使わなかったら、本当に衰退して直せる人もいなくなるでしょう。その点でもすごい発想ですね。私が明らかに覚えているのは、たぶん続編のどこかで女の子が宿題をするのに、口述すると機械がタイプしてくれるシーンだった(うらやましいと思った)のですが、それも今はびっくりしません。追記:私の中学時代にはまだ続編は書かれていなかったんですね。このシーンは、三巻の真ん中へんでした。

2021年9月21日火曜日

葉野ミツルさんのYouTube朗読

娘が演劇部のころ、ご指導くださっていた女優の葉野ミツルさんが、朗読動画をたくさんアップされています。

動画といっても音声だけですが、名作ばかりです。
https://www.youtube.com/channel/UCl0OV7fVT_loasv7eqWeJ-w/videos

読んだことのないものをこの機会にと思って聞いてみましたが、すごく短編の勉強になりました。

太宰治作『葉桜と魔笛』




二転三転する事実がすごい。もちろんこれはミステリーではありませんが、こういう二転三転とそれに伴う心理がミステリー? 短編? を描くときとっても大事じゃないのかなあと思う今日このごろです。作者が事実を隠しておいて種明かしして見せるだけじゃ、つまんないですもんね。

さすが葉野さん、効果音の口笛の入れ方、もうぞくっとしちゃいます。

読み上げはワードでもやってくれるような時代になりましたが、すっと頭から抵抗なく事情が入ってきて、あれ? 前はどうだったっけ、と戻らなくてもすむ読み方というのは、朗読には大事です。葉野さんの読み方は、そこがもう、半端じゃないと思います。

もう一つ
O. ヘンリー作 『忙しいブローカーの恋』
あまり短編集では見たことのないO. ヘンリーの作品を、葉野さんご自身の訳で。
とにかく、最後が! あ。



おすすめです。



2021年9月18日土曜日

船の大きさを体感すること 『闇に光る妖魔』などを書くにあたって

 船には素人なのですが、どうしても昔の物語に船で渡るところを入れなきゃならないときは、やっぱり大きさが気になります。
 だいたいどんなものなのか、乗ることができれば、乗ってみたんですが、難しいです。だいたい生活に関係する船っていうものが、すたれてしまって久しいです。
 これは遣唐使船の復元で中に入れるのですが。 



で、中はこんな感じ。でも大きさっていえばどのぐらいかよくわからない。



今までちょっとでも乗ったことのある船と比較してみると……。
こんな感じですね。よくわかりませんが、一番近いのが、安芸の宮島に渡るときのフェリーです。外洋船じゃないですが。


帆船は実際より大きく見えますもんね。これはチリ海軍のエスメラルダです。晴海だったか来た時に、乗船体験(係留中)で乗せてもらいました。そういう体験は、チャンスのあるときに、目的はなくても行っておかないと、なかなか難しいです。

こんな話も童話塾in東北で話そうと思ったんですが、うーん、今やってみていますが、ちょっと話しきれないと思います。東北に直接関係ないしね。残念、いつかまた別の機会に。

2021年9月1日水曜日

今日は、関東大震災の起きた日、 『はなの街オペラ』(くもん出版)で使った資料を見ています。

今日は、関東大震災の起きた日です。
『はなの街オペラ』(くもん出版)を書いたとき、使った資料を引っ張り出してみています。多数が逃げ込んで亡くなった被服工廠跡地の横網町公園にも行きましたし、古老の聞き書きなどから、地図上に浅草から上野にかけての様子を、プロットしたりして想像しました。
客観的ですごかったのは、なんといっても寺田寅彦の日記です。さすが科学者。折れた凌雲閣の残りはあとしまつのため、陸軍が爆破したのですが、そのときの計算もやっています。
 でもこの私が入手した『寺田寅彦全集22巻』よりも、後から書いたらしい『震災日記より』のほうがなぜか詳しいみたい。思い出して書き加えたんでしょうか。
 『震災日記より』は青空文庫で読めます。


この機会にぜひ『はなの街オペラ』も読んでください。

そうそう『はなの街オペラ』では、被服工廠、というのはたぶん今の人イメージわかないと思うので(家庭科に「被服」ってまだあります? 「工廠」はまずわかんないですよね)軍の制服工場と書きました。いろんなやりかたがありますが、私は註をつけて正確に言うより、直にイメージが湧くほうがいいと思っています。

2021年8月30日月曜日

童話塾in東北のオンライン講演&交流会の申し込みが9月1日からです(先着順)

童話塾in東北のオンライン講演&交流会の申し込みが9月1日からです(先着順)。25人までということですので、すぐに埋まってしまう可能性があります。参加してみたいと思っておられるかた、どうぞお忘れなく。

私も講演させていただきます。「東北と創作と私」ということで、東北にまつわる自作のことや、思い入れを本にすることなどをお話したいと思います。先日封切りされた映画『岬のマヨイガ(柏葉幸子先生原作)』の青い鳥文庫版ノベライズの仕事もしましたので、そのこともちょっとお話するかなと思います。



スタッフさんのブログによりますと「第2部の交流会は、少人数のグループに分かれます。森川成美、もえぎ桃、堀米薫、岩崎まさえ、佐々木ひとみ、おおぎやなぎちか。この6人がそれぞれ司会」とのことです。司会はみなさん作家さんばかり。それに対して、25人が6つに分かれるので、参加者のほうは1グループ4,5人ということになります。

Zoomの会合は、なかなかしゃべり始めるタイミングがつかめないけれど、こんなに少なかったら、思う存分お話ができるのでは、と思います。この第二部が実は「目玉」なんです!

どうぞお忘れなくお申し込みを!

2021年8月1日日曜日

童話塾in東北オンライン講演会でお話しします

『児童文芸』2021年8・9月号が来ました。

2021年10月16日の童話塾in東北オンライン講演会の広告が出ていました。


「東北と創作と私」というテーマで、私の作品の中で、東北にまつわることを中心にお話しする予定でおります。

9月1日からの申し込みです。
第二部の交流会では、たくさんいらっしゃるきら星のような東北の児童文学者さんたちと、少人数でじっくりお話ができるので、とっても魅力的なプログラムだと思います。

先着25名ということですので、あっという間に埋まりそう。どうぞお早目にお申込みください。

また今号の特集は奇しくも「オンラインゼミを活用! 魅力あるキャラクターとプロット」です。私もプロットについて昨年、協会のオンライン講座でお話したことを、短くまとめたものを「プロット、この未知なるもの」というタイトルで寄稿させていただいております。

他にも大人気だったエンタメ講座のまとめ記事など、なかなかお得な号だと思います。お買い求めは書店に注文または、日本児童文芸家協会へ(コロナによる営業時間変更と夏休み期間がありますので事務局の営業時間にはお気を付けください)

2021年7月29日木曜日

『岬のマヨイガ 映画ノベライズ』 #青い鳥文庫 見本来ました

2021年8月27日封切りの映画『岬のマヨイガ』の青い鳥版で、ノベライズを担当しましたのでその見本をいただきました。青い鳥版は8月3日発売です。




ご存知のように『岬のマヨイガ』は柏葉幸子先生の小説で、野間児童文芸賞を取られたものです。

原作は主人公が大人の女の人ですが、映画版では高校生の女の子になっています。
それに伴って、だいぶ違う部分があります。

ノベライズは映画に沿っていますので、映画を見る前に予習として、また映画を見た後どうだったかなと思い出したり確認したりするためになど、読んでいただければ幸いです。

また全ルビですので、小さい方でも、ひらがなさえ読めれば、特に映画を見た後などに読んでいただければ、シーンが容易に思い浮かべられるので、本を読むいいきっかけ、練習になることでしょう。そしてさらにその後、柏葉先生の原作を読んでいただければ、なおいいのでは、と思います。

ちなみに全ルビの本っていうのは、すごく漢字の勉強になるんですよ~~

ところで私は前にも『小説 映画 春待つ僕ら』(講談社KK文庫)で映画のノベライズをやったことがあったのですが、それは実写映画でした。今回はアニメということでまたちょっと違い、勉強させていただきました。

なにより完成していない段階で、順次いただく資料が、脚本、絵コンテ、ロール、吹替入りロールとどんどん内容が変わっていったので、へえ、こうやって作るんだ、と思いました。

吹替の声優さんは、だいたいこの方かなと想像していたのですが(ずっと後にならないと発表にならない)主人公のユイと、おばあちゃんキワさんは当たりました(笑)。

河童はわからなかったです。まさかその中に県知事さんがいらっしゃったとは。

詳しくは映画の公式サイトをご覧ください。





なお、某所でノベライズのコツはなんですか、という質問があったのを見たのですが、ノベライズのコツはですね……心理描写をいっぱいすることです。なぜならば、それこそが、アニメやマンガより小説が媒体としてまさっている点だからです。創作TIPSでございましたm(__)m ぺこり。


2021年7月17日土曜日

季節風大会の申し込み始まりました~~

季節風大会2021の申し込み始まりました。

追記 第一次申し込み期間は終了しました。

森川は、イノウエミホコさんといっしょに、なんと「リアリズムってナンダ」分科会の世話人をさせていただきます。

事情はイノウエミホコさんが書いてくださった、呼びかけ文をご覧いただければわかると思います。イノウエさんはコピーライターでもいらっしゃるので、森川はもちあげられすぎですが、イノウエさんこそがリアリズムの雄ですので、森川はカラオケでいえば、タンバリン係としてがんばりたいと思います。

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H・リアリズムってナンダ(5名)

☆世話人 イノウエミホコ・森川成美

 今年の大会は憎きコロナのせいでZoom 開催となり、その産物(?)で、ぽこっと生まれた分科会「リアリズムってナンダ」。この分科会の趣旨はまさに!リアリズムについて、とことん考えていこうではないか!という、分科会名は体を表す仕様になっております。世話人は、具体的な創作方法はもとより、物語のテーマといった概念的な内容についてもビッシバッシ対応可な森川成美さんと、大したことは言わないのに声だけはムダにデカいイノウエミホコ。今回は人数もかなり少なめになっておりますので、濃厚な合評時間が過ごせる予感が満載です! ここは一発、本気でリアリズムッてみるかと思われたあなた! 我ら世話人二人、準備バンタンでお待ちしておりますよー。

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申し込みお待ちしています。学割もありますよ~~
ただ申し込み多数の場合は会員優先で、抽選になります。
どうぞよろしく

詳しくは

2021年4月12日月曜日

「めぐりめぐる水のうた」鈴木初江

書名:めぐりめぐる水のうた
著者名:鈴木初江
出版社:銀の鈴社
好きな場所:

 雨は
 雪でふりたい
 
 自分のおもさで
 落ちるのではなく
 身もこころも
 誰かにあずけて
 ふわふわと舞いたい


所在ページ:p86
ひとこと:新潟の燕といえば、金属加工で知られた町ですが、そこにお住まいの鈴木初江さんのさんの何冊目かの詩集です。さすが三越左千夫少年詩賞もご受賞になった方。広い平野に山があって、雪の降る地方ならではの風景や、雪の降らないところに育ったものには思いつかない引用のような発想の詩があふれています。

 余談ですが、季節風にも詩が投稿されて、毎回、編集委員で判定しなければならないので、そのたびにいったい基準はどこにあるのかと悩むわけですが、やっぱりその人でなければ思いつかないこと(内容でも表現でも言葉の選び方でもなんでもいいけど)をひとはよみたいんではないのだろうか、と思うこのごろです。

2021年1月31日日曜日

「ちこくのりゆう」森くま堂

書名:ちこくのりゆう
著者名:森くま堂
出版社:童心社
好きな場所:とうちゃんを つまんで、ぽちゃん。
かあちゃんを つまんで ぽちゃん。



所在ページ:p30
ひとこと:森くま堂さんの二冊目の絵本がもう出ました。というより、これは日本児童文学者協会と童心社主催絵本テキスト大賞の第九回でBグレードの大賞をとられたものです。当時の講評には、「思わずカフカを思い浮かべた」と書いてあって、
いったいどんな物語だろうと、みんなその全貌がわかるのを、首を長くして待っていたものです。

そしてついに公開、どどーん!

でも引用部分から、どんなお話か想像つきますでしょうか。いや、無理。ナンセンスって、このぐらいやらなきゃならないのね。
余談ですが、よくナンセンスの原稿を、ここが理屈が通らないと評する方がおられますが、それはおかどちがい。理屈が通らないからナンセンスなんですよね。でもわかっていても、じゃあ自分で書けるかっていうとまた別問題。

いやあ、森くまさんのような方はなかなか出てこないと思いますが、ナンセンスを目指す方はぜひご参考になさってください。

おめでとうございました。ご活躍を楽しみにしています!

2020年12月2日水曜日

「あしたのことば」森絵都

書名:あしたのことば
著者名:森絵都
出版社:小峰書店
好きな場所:うちも真紀ちゃんも悪なくて、あかんのは馬や。
所在ページ:p31




ひとこと:光村図書小学校教科書「国語6」に掲載された「帰り道」を巻頭に、主人公もテイストも全く違う8つの短編が掲載されています。全く違うのに、気持ちが途切れることなく最後まで一気に読めるのがすごいです。
 イラストも各編、それぞれ違う画家さんが担当して、カバーも違う方。各編の最初に見開きで大きなカラーイラストがあって、それがまるで表紙のようで、ぜいたくな限りです。
 なので、絵も含めて、次はどんなお話かな、と楽しみに読めます。昔は少年少女世界文学全集というのがあって、こんな風に次はなんだろうとうきうきしながら読んでいたっけ。でもこれは一人の作家さんの作品ですからすごい。
 こんなこと子どものころ考えてたな、引用のようなことだれかに言ってもらっていたら楽だったのにな、と思うことばかり。加えて各所に意外な展開が。いやあ、おもしろかった。

 などと感心してばかりですが、先日私ども季節風の編集会議で、短編として仕上げることについて話題になったばかりです。仕上げることにとらわれては、無難なばかりで、ちんまりしてしまいます。ですが、書きたい気持ちばかりでは、気持ちだけからまわりで、内容はばらばらで。長編になるような内容をつめこんでも短編にはならないし。やっぱり内容が一番ですが、それでも仕上げ感は大事だと私なんかは思います。でもなにをおいてもこれが言いたかったの、っていうユニークな肝がなにかなければ個性のある作品にならない。難しいです。本当にこういうの、書き手としてお手本にしたいです。
 

2020年12月1日火曜日

「児童文学塾」単行本は1月20日発売です!

先日オンライン講座でお話しました日本児童文芸家協会の『児童文学塾』の単行本は、1月20日発売だそうです。雑誌『児童文芸』に広告が載っていました。


ちょっとスキャンがうまくいきませんでしたが、書いてあるのは

定価1500円+税で、2021年3月末受付分まで送料無料だそうです。
お申し込みは、お名前・ご住所・購入冊数を明記のうえ、メールまたはファックスで、日本児童文芸家協会事務局までお知らせくださいとのこと。
メール edit@jidoubungei.jp
ファックス 03-3262-8739

後日、協会ホームページからも購入可能になるとのことです。

とても情報量の多い本ですので、ぜひお買い求めください。(そうです回し者です 笑い)

2020年11月18日水曜日

動画配信受付中です

『日本児童文学』2020年11・12月号に、先日やった「秋の一日講座」の動画配信の宣伝が掲載されました。


http://jibunkyo.main.jp/index.php/course/archives/51

これを読まれてか、動画を見ましたよというご感想を、ちらほらいただいて、とってもうれしいです。
ご視聴まだの方、よろしくお願いします。1000円です。わざわざ払い込みに行くのはちょっとめんどくさいかもしれませんが、1000円は昨今、ちょっと街中に出る交通費ぐらいのものです。映画より安いです。いろいろ写真を出してしゃべっておりますので、まあまあおもしろいと思います。どうぞよろしくお願いします。


2020年10月17日土曜日

日本児童文学者協会「秋の一日講座」動画配信開始しました #拡散希望

2020年9月27日に開催された日本児童文学者協会「秋の一日講座 取材・書き直しのコツ、教えます!」の動画配信が開始されました。

リアル開催のため定員を絞ったので、行きたかったのに定員いっぱいだと言われた、とか、地方なので行けないがぜひ聞きたいというお声があり、協会が初めての試みとして配信してくださるそうです。(有料)

なお配信部分は、森川の講座と、赤羽じゅんこさん司会のトークショーの一部です。私も内容確認しましたが、当日会場に来てくださった方のお名前やご発言、お顔などは一切入っておりませんので、ご安心ください。

森川の講座部分は、写真や音が当日はあまりとれないだろうという予測のもとに(実際、コロナ対策のために窓を全開していましたので、途中バイクの音などありましたし)、自宅でスライドと音声を直接別どりしたものをご提供したものなので、鮮明です。滑舌の悪いのはお許しを!

*動画内容=森川成美氏『行かなければならない、ふりまわされてはならない』+トークショーの一部分(和田惣也氏の講義は含まれていません)
*動画配信期間=2021年3月末まで 
*料金=1000円 
*購入方法 まずは、Eメール (zb@jibunkyo.or.jp)に『動画配信希望』とご連絡ください。わからないこともどうぞ
 ※動画の SNS などへの共有、無断転載・掲載を固く禁じます。
 

どうぞよろしくお願いします。拡散してくださるとうれしいです。
詳しくは、講座ブログ(http://jibunkyo.main.jp/index.php/course0/archives/116)
をご覧ください。

配信期間は3月末までです。お申し込みは、忘れないうちお早目に。



赤羽じゅんこさんに「頼むからコロナにかからないでね!」と念をおされていたので、リアル開催まで美容院にも行かずどきどきと過ごしておりました。というわけでこんなばさばさ髪ですみません~~でもマスクは顔が写らなくてちょうどいいけど。


2020年10月4日日曜日

日本児童文芸家協会の「魅力あるキャラクターづくり&プロットの立て方」講座


 一度目は台風で、二度目はコロナで流れてしまった日本児童文芸家協会の創作講座が、昨日やっとオンラインで開催されました。オンライン開催は日本児童文芸家協会では初めてということで、うまくいくかどうかわからないということで、以前中止したときに申し込んでくださった方限定の実験的な講座でしたが、なんと一年半ごしの企画ということになりました。お話できてほっとしました。
 私は、自分はどうしているかとか、キャラクターとプロットのビミョウなつなひき関係などについてお話しました。うまくいったかな?

 
 主催側で、録画されたそうで、近いうちに日本児童文芸家協会のHP http://www.jidoubungei.jp/ から見られるそうです。ただし、ごく短い期間限定で消去ということなので、ご興味のある方は、この期間を逃さないように、協会HPをご注目ください。

追記:公開されました。期間は2020年10月8日から21日までと大変短いのでご注意ください。http://www.jidoubungei.jp/cn9/pg364897.html#kouza201008

再追記:公開終了しました。ご視聴ありがとうございました!

 なおご覧になった方は、ぜひ協賛金を一口千円振り込んでください。協会もオンラインに関して費用がかかっておりますし、よろしくお願いします。