2022年10月17日月曜日

季節風152号

季節風152号が来ました。

拙著『てつほうの鳴る浜』の書評を、同人の酒井和子さんが書いてくださっています。隅々まで読んでくださって、深い読みをありがとうございます。



今号は、大会掲載作品がないので薄いですが、読むところはいっぱいです。

特に後藤耕さんの「はらはら校正便り」の連載が始まり、今回は「まずは基本の体裁編」なのですが、ほんとこれ、まさに。ふだん合評のときは、気になっていてもそこまで言う時間がなくて、中身のことしか言えないんですが、こういうことあるあるすぎるので。大学の授業のときもそうです。言い出せばきりないし、なんか頭の硬いやつだ、そんなこと大したことじゃないだろうと思われると思って言いにくいんですが、それに、もっと言わねばならないことがいっぱいあるのでついつい省略しがちですが、はっきりいって、みんなこれ、こればっかり、なんですわ~~
書き始めの方や公募挑戦中の方は、ぜひぜひ、机の前に書きだして貼っていただきたいぐらいです。

それから最後の編集後記のみなさんの言。いとうみくさんのなんて、ほんとそうです。ああいわれたからこう直すわ、あの人がこう言ったから直したのにほらうまくいかなかったじゃないか役に立たない講評だ、ではないんですよね。自分の作品なんだから、あくまで自分で考える。だから、そのために人の言ったことを穴があくほど読む、で、またやってみて自分で考える、っていうことなんだと思います。