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2025年5月31日土曜日

『あやかし桜』佐々木ひとみ(国土社)

書名:あやかし桜
著者名:佐々木ひとみ
出版社:国土社


好きな場所:うららの家は「花見山」と呼ばれる山の中腹にある。代々植木屋をしているため、庭にも家のまわりにも木がいっぱいで、春になると山全体が色とりどりの花で埋めつくされる。
所在ページ:p63
ひとこと:国土社の「休み時間で完結 パステルショートストーリー」シリーズです。このシリーズにはそれぞれ色がテーマになっていて、佐々木ひとみさんのこの巻は「チェリーブロッサム」さくら色です。
 さくらにまつわる不思議なお話が、7作品収められています。
 引用は「さくらもり」から。花見山というのは、福島市にある本当の山の名前で、花木農家の裏庭にあって、春になると山全体が花で埋め尽くされます。私もそこに関する本を書いたことがあるのですが、佐々木さんも取材をされて、雑誌に記事を書かれていました。
 そんな家の娘のうらら。とても不思議なお話です。
 また本当にある山で、この中にも出てくる山が他にもあります。「日和山」。標高六メートルの低い山でしたが、お花見がちゃんとできました。でも東日本大震災で……。

 さくらは本当に不思議な感じのする花ですね。
 不思議なお話、7つをぜひお楽しみになってみてください。
 

2021年9月13日月曜日

「福島の花さかじいさん」の朗読使用料が来た

『福島の花さかじいさん 阿部一郎~開墾した山を花見山公園に』(佼成出版社)を出しましたとき、この印税は東日本大震災の義援金にしますということを宣言して、いただいた印税を4つの団体に分けて寄付しました。
 そのあと、ラジオ福島の「お母さん教室」というので一度朗読されて、その使用料もいただきましたので、それも4つにわけて寄付しました。
 そうしたら、昨年、また朗読の放送があったみたいで、この前通知をいただいて、使用料がいただけるということですので、忘れないうちにそれも寄付しました。
 まあ4つの団体で分けていますので、ほんとうに些少なんですが。
 一応、ご報告。



2020年3月22日日曜日

花は人の心をいやしてくれる

拙作『福島の花さかじいさん』(佼成出版社)で書きましたように、福島市にある「花見山公園」は、阿部一郎さんという方が里山を人力で切り開いて、花木を植えてこられた私設の公園です。

みごとな花の山ということで、だんだんと人気が高まり、桜の季節には数十万人の人出がある名所になりました。なのに、阿部家は入場料を一銭もお取りになっていません。しかし数十万人の人が入るとなると、個人の手ではとうてい処理が及びません。そこで周辺の交通整理は協議会が、園内の清掃、整理、案内などは、ボランティアの方々が引き受けておられます。

このボランティアは「ふくしま花案内人」という方々です。その花案内人が活動開始から15周年ということで、写真集を出されました。普段から、花見山の中を知り尽くしておられる方々が撮られた写真です。花見山は花木農家である阿部家の畑なので、さまざまな種類の花があるのですが、桜の季節に行っただけでは見られないものも。それがこの写真集では網羅されています(索引参照)。花見山辞典みたいなものですね。(なおこの写真集の一般利用、販売については未定のようです)



花案内人のおひとり、井上利明さんには、拙著『福島の花さかじいさん』に写真をお借りしました。(なお手前みそですが、阿部家と花見山に関しては、新聞記事や雑誌にはよく取り上げられていますが、こんなふうに一冊の単行本に網羅的にまとまっているのは、今のところ『福島の花さかじいさん』の他にないと思います)


今年の花見山は新コロナウィルスの影響で観光客の受けいれは中止、周辺観光もご遠慮くださいという風になったようです。花見山だけでなく、今年は、各所のお花見も自粛です。健康を考えてのみなさんの苦渋の決断だと思いますが、花さかじいさんの阿部一郎さんは「花は人の心をいやしてくれる」とおっしゃっておられました。戦争に行ったとき、名もない花を見て心がいやされた、というようなお話をされていたと思います。こんな時ですが、だからこそ、私も近所に咲く名もない花を見て、阿部さんのおことばを改めて、思い出したいと思います。

2018年12月13日木曜日

「福島の花さかじいさん」使われ方それぞれ

『福島の花さかじいさん』(佼成出版社)にも出てきた「花見山観光振興協議会」から、お手紙いただきました。この本を花案内人の会や、福島市職員の研修で教材として使ってくださっているとのこと。うれしいです。ありがとうございます。




このお話は福島市の花卉農家阿部家の物語ですが、阿部家が花見山公園を無料で公開していらっしゃることに鑑みて、私も些少ですが四ヶ所にこの本の印税を寄付させていただいています。「花見山観光振興協議会」はそのうちの一カ所ですが、これは花見山公園にいらっしゃる数十万人の観光客さんの交通整理や、誘導、付近の掃除などをなさる団体で、ほんとうに大変なのですね。また阿部家は一切寄付金をとっておられませんので、寄付金は交通規制のための駐車場や、簡易トイレ、誘導人員の配置などの費用に使われているのです。

そしてまた「ふくしま花案内人」さんたちは、みなさんボランティアで、花見山公園が、阿部家の花木の畑であることなどを、柔らかく伝えながら、「花さかじいさん」阿部一郎さんのおもてなしの気持ちを体現しておられる方々です。

詳しくはぜひ『福島の花さかじいさん』をお読みください。

2018年11月30日金曜日

「福島の花さかじいさん」寄付について

拙著『福島の花さかじいさん』(佼成出版社)は、福島市の花卉農家阿部家のお話ですが、阿部家が花見山公園を公開されるにあたって、一切の入園料をお取りになっていないことを鑑みて、私も些少ですがこの本の著作権料を東日本大震災の義捐金として全額寄付することに決めまして、昨年は初版分を四つに分けて四ヶ所に寄付しました。今年は、重版はありませんでしたが、ラジオ放送分の著作権料をいただきましたので、同じように四つに分けて四ヶ所に寄付しました。そのうち福島民報教育福祉事業団さんから、掲載新聞を送っていただきました。わざわざ言うほどのこともないのですが、寄付すると言っておいてしてないなどということはありません(笑)という意味で、お知らせしますね。