2019年9月13日金曜日

「なみきビブリオバトル・ストーリー」が教科書で紹介されます

『なみきブリオバトル・ストーリー』が教科書で紹介されます。令和二年からの光村図書出版の国語五年生の「この本、読もう」のコーナーに掲載されるそうです。
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/2020s_kyokasho/download/kokugo/2020k_hon_01.pdf

来年五年生のみなさん、よろしくね!

 

2019年9月6日金曜日

『マレスケの虹』が第31回読書感想画中央コンクールの指定図書に

『マレスケの虹』が第31回読書感想画中央コンクールの指定図書になりました。
それに伴って帯も変えていただき、また増刷していただきました。


『さよ 十二歳の刺客』が西日本と静岡の読書感想画コンクールの課題図書になったのに続いて、読者さんの絵を見せていただけるのでとっても楽しみです。
 このブログにひっかけてある私のInstagramには、当時の取材写真などアップしていますよ。
 ほんと楽しみにしております!
 

2019年9月2日月曜日

「青いあいつがやってきた!?」松井ラフ

書名:青いあいつがやってきた!?
著者名:松井ラフ
出版社:文研出版
好きな場所:これじゃいけない、と思ったときには、ぼくはもう「ひとりでいるのが好きな、おとなしい転校生」になってしまっていた。

所在ページ:p78
ひとこと:四年生のサトシは、六月の終わりにひっこしてきました。庭付きの一軒家です。でも、その一か月前におとうさんは仕事の都合で遠くの町に住むことになり、かあさんはローンを返すために働きに出ることになりました。サトシは毎日、家で一人で留守番です。そして友だちの作り方がわからず、引用のようにいつのまにか「ひとりでいるのが好きな、おとなしい転校生」になってしまっていました。
 そこにやってきたのが、青いあいつ。
 さてあいつは、なぜ、どこから来たのでしょうか?

 その日、私は初めて合評というものに参加したのでした。高橋うららさんのBBSをきっかけに集まった新人が5、6人でしたでしょうか。池袋のルノアール会議室でこのお話を含めて合評をしてから、行った先が河童天国という飲み屋さんで、何を注文しようか~~とかいいながら、この話を思い出して河童巻きを取って食べたのでした。それで、勉強会の名前が「河童の会」になったのです。
 河童の会は十人以上の大きな会になって、そのうち順番にデビューしてうららさんに卒業を言い渡されて、河童天国も違う名前の飲み屋さんになってしまいましたが、この松井ラフさんのお話はなんとその第一回に出された記念すべき作品です。
 それを何度も改稿されて、持ち込みされて、本にされた根性というか根気はすばらしいと思います。
 ラフさんもこれでもう単行本が四冊目。ますますのご活躍をお祈りしております!

2019年8月19日月曜日

講座申し込み24日からです

日本児童文芸家協会の創作講座を2019年10月12日午後2時より理事長の山本省三先生とごいっしょに、東京神田でやらせていただくことになりました。

申し込みは協会事務局へ、8月24日からです。どうぞよろしくお願いします。



2019年8月11日日曜日

読売新聞夕刊

2019年8月5日の読売新聞夕刊に拙著『マレスケの虹』(小峰書店)が紹介されました。
「戦争テーマの児童書」ということです。夏休みの読書にぴったりと思います。どうぞよろしくお願いします。




2019年7月24日水曜日

「最強戦国武将伝 豊臣秀吉」(国土社)の見本が来ました

『最強戦国武将伝 豊臣秀吉』(国土社)の見本がきました。

挿絵は漫画家の稀沢留美さんです。

小学校中学年向けの図書館本で、まだ歴史を習っていないお子さんにもわかるよう、挿絵を多用し(カラーも)、文字を大きくして、エピソード中心の物語に仕立てています。


人物にはいろいろな面があるので、もちろんダークの面も、当時はよかったけど今から考えるとそれってどうかという面もあるわけですけれど、それはそれとして、このお話はまずわかりやすく歴史に親しんでもらうことを念頭に、秀吉がどうやって信長の家来になり、どうやって戦の中を生き抜いていったかに焦点をあてています。

これをやりながらいろいろ調べ、この人がこうしたのはなぜかと考えながら、強く思ったのは、秀吉は非常にロジスティックス(物流・兵站)に長けた人であったのだなあということです。もちろん、そこは難しい言葉を使わずに、中学年でもなんとなく感じていただけるようにしました。

それから、やはり大阪では、うちの舅もそうでしたが、なんといっても太閤さん(たいこうはん)といえば、大阪をつくった人として尊敬されているわけで、そのあたりも落とさずに描きたかったです。

ねねとの関係は、秀吉の出自からしてとても自然だと思いましたし、信長の直筆(とおぼしき)天下布武の印のある、ねねあての感動的な手紙を読むと、よけいにこの三人が人間らしく感じられることも描きたかったです。そのねねを稀沢さんがとても魅力的に描いてくださって、うれしかったです。

この国土社の「最強戦国武将伝」シリーズは、織田信長が小沢章友さんで既刊、私の豊臣秀吉が続き、近々徳川家康が仲野ワタリさんで出て、三巻となる予定だそうです。

「マレスケの虹」が緑陰図書に

『マレスケの虹』(小峰書店)が全国学校図書館協議会(SLA)の指定する第52回夏休みの本(通称 緑陰図書)になっております。中学生の部です。
夏休みも始まりましたが、この夏に読む一冊にいかがでしょうか。どうぞよろしくお願いします。


緑陰図書のリストはこちら
http://www.j-sla.or.jp/recommend/natsuyasumi-52.html

「となりはリュウくん」松井ラフ

書名:となりはリュウくん
著者名:松井ラフ
出版社:PHP研究所
好きな場所:リュウくんは、レミが一時間かけてやってきた算数のしゅくだいを、「見せて」とうつしました。
所在ページ:p10

ひとこと:低学年向けです。主人公は二年生の女の子、レミです。
となりの席のなかよしだったサキちゃんの代わりに座ることになった転校生のリュウくん。引用のように我が物顔でずうずうしい。レミは反発を覚えます。ことにおいも。なにもしていないのに収穫だけするなんて……。
ですがいもほりのときに、レミは急に……。

さあどうなるのでしょうか。佐藤真紀子さんがレミとリュウくん、リュウくんのおかあさんとおいもを魅力的に描いておられます。

松井さんは河童の会という勉強会でいっしょにやってきた仲間です。すごい勉強家で、このおいものお話も何度も何度も書き直して、河童の会に出して、練り上げてこられました。やっとやっと本になってよかった~~と思いますが、実はとっておきのどうわというPHPさんの低学年向けのシリーズで、松井さんは『白い自転車、おいかけて』『なかよしおまもり、きいた?』に続きこれが三冊目! すごいです。ますますのご健筆をお祈りします。

2019年7月23日火曜日

「うそつきタケちゃん」白矢三恵

書名:うそつきタケちゃん
著者名:白矢三恵
出版社:文研出版
好きな場所:転校をして、いっしょに遊んだり、話をしない日が続いたら、もう友だちなんかじゃなくなるってこと。
所在ページ:p64

ひとこと:四年生の元希は、親の仕事のつごうで転校ばかりしています。そのうちに学んだことがいくつか。今回もまた転校ですが、その学びを生かしてなんとか対処しようとしています。それに反してからんでくるのが、おせっかいマンのタケちゃんです。
 タケちゃんは、こわいものはなにかと聞き、自分がこわいものを打ちあけます。
 元希のこわいものも聞かれるのですが……。

 どうせ、どうせ、と思っている元希を裏切っていくタケちゃんのキャラがすてきです。
 うちも何度も転校して元希の「何度も転校をくり返して、ぼくが学んだこと」の何か条かには、あるあるとうなずきながらくすっと笑わせていただきました。災害で避難されたりして転居を余儀なくされる方々には同情もある(実際はどうかわかりませんが、少なくとも理屈のうえでは)かもしれませんが、その同情は転勤による転校生には一切、適用されません。「いつまでいるの?」「どうせまたどっかに行くんでしょ」「長くは、いないんだよね」「それでもやるべきことはちゃんとやってよね」とあからさまに言われたことも。親も子もみんながんばってるはずですが、表には出ないように思われます(ひがみ?)。この本はそこに焦点を当ててくださっていて、うれしいと思いました。その意味でも、やっぱりタケちゃんが光っています。