2021年5月6日木曜日

「はくさいぼうやとねずみくん」堀米薫

書名:はくさいぼうやとねずみくん
著者名:堀米薫
出版社:新日本出版社
好きな場所:まけんぞ! まけんぞ!
所在ページ:p32


ひとこと:はたけのすみに、ねずみくんがひとりぼっちで住んでいました。ねずみくんは、ある日ビニールハウスに行ってみて、「わーい、ぼく、いま、うまれたよ!」という声を聞きます。それは、はくさいぼうやでした。
 はくさいぼうやとねずみくんは友だちになります。
 だんだん季節がすぎ……。

 引用のねずみくんの気持ち、はちまきがかわいいです。

 作者の堀米さんは、農家の方。ビニールハウスにはハタネズミがしのびこんでくるそうです。いわば、かたきのねずみくんのはずですが、とても生き生きしています。すごいです。
 画家さんのこがしわさんも、この絵本の企画と同時進行で、堀米さんとお二人、白菜の種をまいて育ててこられたそうです。
 筆のやわらかいタッチで、はくさいぼうや、ねずみくんそれぞれの姿が、生き生きと、そしてはたけの美しさが描かれています。