著者名:堀米薫
出版社:新日本出版社
好きな場所:まけんぞ! まけんぞ!
所在ページ:p32
ひとこと:はたけのすみに、ねずみくんがひとりぼっちで住んでいました。ねずみくんは、ある日ビニールハウスに行ってみて、「わーい、ぼく、いま、うまれたよ!」という声を聞きます。それは、はくさいぼうやでした。
はくさいぼうやとねずみくんは友だちになります。
だんだん季節がすぎ……。
引用のねずみくんの気持ち、はちまきがかわいいです。
作者の堀米さんは、農家の方。ビニールハウスにはハタネズミがしのびこんでくるそうです。いわば、かたきのねずみくんのはずですが、とても生き生きしています。すごいです。
画家さんのこがしわさんも、この絵本の企画と同時進行で、堀米さんとお二人、白菜の種をまいて育ててこられたそうです。
筆のやわらかいタッチで、はくさいぼうや、ねずみくんそれぞれの姿が、生き生きと、そしてはたけの美しさが描かれています。