著者名:堀米薫
出版社:新日本出版社
好きな場所:みみずのうんちはおくりもの
所在ページ:p6
ひとこと:前にご紹介した『はくさいぼうやとねずみちゃん』(https://saffibarinkay.blogspot.com/2021/05/blog-post.html)と同じこがしわかおりさんの絵で、今度も主人公はねずみくんです。
でも前のお話は冬で、今度は夏です。
ねずみくんが、畑でひろったじゃがいもにかじりついていると、陽気な歌声が聞こえてきます。でも引用のような、奇妙な歌詞でした。
歌っていたのは、なすの苗のなすこちゃん。
自分の巣穴に戻っても、ねずみくんの頭には、この奇妙な歌詞がこびりついて離れません。ねずみくんが次の日畑にいくと、またなすこちゃんは歌っていました……。
堀米さんは、現役農家さん。肉牛の肥育の他にも田んぼ、畑と毎日忙しく働いておられます。その畑仕事の間に、このお話を考えられたそうです。
わかっていたつもりの私たち大人も、そうかなすは夏に強いのか、こんな種なんだなど、はっと思うことがたくさん。
子どもたちならさらに、たくさんのことをこの絵本から発見してくれることでしょう。
多くの子どもたちに読まれますように!