編者名:みちのく童話会
出版社:国土社
好きな場所:なべっこの鍋料理はなんでもいいけど、新米が出てるから、ここはやっぱりキリタンポ鍋かな
所在ページ:p73(東北おいしい物語)
ひとこと:東北の児童文学作家さんで作る「みちのく童話会」のみなさんが「東北6つの物語」シリーズを企画されました。
いずれも東北各県のだいじなものを題材にしています。
『東北おいしい物語』では、例えば井嶋敦子さんが「戦うキリタンポ鍋」という題で、J2リーズナマハゲッツ秋田の下部組織、ナマハゲッツU12のみんなが、キリタンポ鍋を食べる様子をおいしそうに描いてられます。どうもみんなキリタンポ鍋にはこだわりがあるようなんですが、平和に食べられるでしょうか。
また『東北まつり物語』では、同じ井嶋さんが「五年一組花笠隊」という題で、転校してきた羽奈が、花笠音頭を踊るさまを描いておられます。花笠音頭、同人の知り合いの方が踊っておられるのを見たことがありますが、達人はいかにも軽々ですが、実際難しそうです。羽奈はどうなるんでしょうか。
他にも福島の「わらじまつり」や、東北全土で催される花見に匹敵する一大行事「芋煮会」など、いろいろなトピックが扱われています。
今回出たのは「おいしい」、「まつり」、「ふしぎ」の三冊ですが、今後「スイーツ」、「偉人」、「こわい」の三冊も2024年12月には出るとのこと。楽しみです。