著者名:山本悦子
出版社:金の星社
好きな場所:リイマさんは、リイマさんの顔よ
所在ページ:p162
ひとこと:五年生のリイマは、父がケニア人で母が日本人。みかけはケニア寄りで、日本語話せる? なんて言われるけれど、「ことわざ検定七級」「漢字検定六級」のネイティブ日本語スピーカーだ。
それでも学校ではいろいろある。弟二人のこともある。
父と離婚していたリイマの母は、シンちゃんというパティシエと再婚した。
同居したシンちゃんの母、おばあちゃんは、もともと中学校の先生だった人。毎朝、リイマの顔を見るたびにびっくりする人だ。
それが、なぜかリイマをケニアツアーにさそう。
いっしょに行ったリイマだが……。
日本にいると、黒人にしか見えないリイマだけれど、ケニアに行くとそれはそれでどこか地元の人と違う。そこでおばあちゃんが言うのが引用の言葉。とっても大事だと思いました。
だれもがあの人とこの人のミックスなんだよね、と思います。
ケニアでおばあちゃんと自分をしっかり見つめたリイマ。
しっかりと、自分の道を行くことでしょう。