2023年3月19日日曜日

『100年目のしかえし』木下明子(岩崎書店)

書名:100年目のしかえし
著者名:木下明子
出版社:岩崎書店




好きな場所:でも、ハルの口から とびだしたのは、「じじい」と「じゃま!」だった。
所在ページ:p52
ひとこと:1年生でも自分で読めて、怖いけれど怖くない岩崎書店の怪談シリーズ「こわいがいっぱいおばけのはなし」は、それぞれ二作怪談が載っていて、一つは昔からの妖怪が現代に出てきたもの、もう一つは現代ならではの作者オリジナルの妖怪が登場します。
 シリーズ9冊目のこの本『100年目のしかえし』では、昔からの妖怪として「ぬりかべ」が、そしてオリジナルの妖怪として「わるしゃべ」が出てきます。
「わるしゃべ」とは、引用のように、わるい言葉を吐かせて、吐かれた言葉を集める妖怪なのですが……さあ、どうなるんでしょうか。どきどきします。

 日本児童文芸家協会でみんながさんざんお世話になっている木下明子さんのこれがオリジナル単行本デビューです。
 みんな待ってました。
 おめでとうございます!
 ますますのご健筆をお祈りしております!