2023年2月10日金曜日

『がっこうかっぱの生まれた日』山本悦子(童心社)

書名:がっこうかっぱの生まれた日
著者名:山本悦子
出版社:童心社




好きな場所:「いっしょにがっこうにいこう。がっこうにも池があるから、コケマルはそこでくらせばいいんだよ」
所在ページ:p43
ひとこと:『がっこうかっぱのイケノオイ』は、私が大好きなお話です。学校にある池というのはなんとも不思議なものでした。今から考えると小さいのですが、でも何があるのかよくわからない底知れない怖さも、おどろきも含まれているようで。そこにがっこうかっぱが住んでいるというのだから、面白いお話にならないはずはありません。と、私が言わなくても、イケノオイのことならみんな知ってるわけですが。

 さて、そのイケノオイ、この前学校の池がビオトープになるというのでお引越しをしたのですが、その池は前と同じ場所でした。つまり改装したんだよね。
 今回は、そのイケノオイが、がっこうかっぱになる前の昔のお話らしいのですが。
 あれ? コケマルって? イケノオイって名前じゃないの? それに引用のように、女の子に「がっこうにおいで」とさそわれているよ。そしてあれあれ、この子は泣いているよ。じゃあ、池はどこにあったんだろう。がっこうじゃないの?
 さてさて、この池はどこにあって、女の子はなんで泣いているのでしょうか。

 一巻目、二巻目と同様、子どもたちが争って読むに違いありません。