著者名:中松まるは
出版社:あかね書房
好きな場所:「キャプテン、いい人だね」
美桜はつぶやいた。
「でも、いい人であればあるほど、わたしが悪者ってことになるんだよね」
所在ページ:p53
ひとこと:身長の低い小6の女子、美桜は、バレーボールの中継を見るのが大好きで、録画して何度もくりかえして見ています。自分がやるとは思いつかなかったのですが、ある日、自分の学校で小学生バレーボールクラブが練習していることを知り、入ります。が……。なにやらたよりない監督と、自分より背の高い四年生、小学生バレー特有のルールなどにとまどいます。バレーボールは知っているつもりの美桜。チームワークを乱して、なんだか気まずい雰囲気に……。さあどうなるんでしょう……。
このお話はシリーズで
1 なりたいわたしになるために 本書
2 バレーボールの二刀流 2022年12月刊行
3 声出していこう! 2023年3月刊行
の予定だということです。
いやいや、背の低い子が、いっしょうけんめいみんなについていく話と思いきや、とんでもなく元気のいい美桜ちゃん。自分の道を突き進みます。弟の一志くんがまたいいんです。お姉ちゃんを見て、いろいろアドバイスしてくれるのですが、そこはきょうだい、いいときばかりじゃありません。それからキャプテンとエース。なんだかちょっと怖いかも……。
バレーの技術もしっかり書き込まれ、とっても中身の濃いスポーツものの誕生です。