著者名:高田由紀子
出版社:ポプラ社
好きな場所:ムカつくやつらの表情を観察して、自分のムカついた感情をまるごと飲みこんで演技にするんだ。
所在ページ:p154
ひとこと:演劇部のお話です。わあ、こういうの待ってました。私の娘は二人とも演劇部だったので。なにせ「人生に必要なことはすべて演劇部で学んだ」というか、親からすれば「教えていただいた」という感じです。
作者の高田さんも、高校で演劇部でいらしたとのこと。『青いスタートライン』や『スイマー』など水泳の小説をたくさんおかきでいらっしゃるので、ちょっと意外でした。
でもほんとうに、このお話には演劇の魅力がつまっています。
引用のところなど。
主人公の舞城ひかりは、小学校のときお芝居に関してあるトラブル(黒歴史)があり、それをちょっとひきずっています。持田菜々もそうです。
それがひょんなことから、演劇にかかわるようになり。それには幽霊部員もかかわっているのですが。幽霊は幽霊でも……。
①ということでこれからどんどん続いていくシリーズ。ひかりの成長が、楽しみです。
