書名:いちご×ロック
出版社:講談社
好きな場所:これはただのモノマネ。本物じゃないなら、何にだってなれるはずだ。ニジュウゴバンとは、全然べつの生き物に。
所在ページ:p88
ひとこと:いちごは、入試に失敗し、不本意な高校に入ります。そこでは学年順位、ニジュウゴバン。ひそかに思っている男子、シオンに告白してみますが、ニジュウゴバンと呼ばれ、冷たくあしらわれます。そのうえ、成功した部類のサラリーマンであるはずの父が逮捕されて……。
最低最悪のいちごを、あるもくろみにさそったのは、シオンでした。
なんとエアバンドでライブのメインを取るという話です。それにはシオンなりの理由があったのですが。
自分を見失ったいちごが、自分をとりもどしていく物語でもあり、江戸川のアパートとライブハウスに集う人たちの物語でもあります。
エアギターって、そういうものだったんだ、と初めて知りました。『奏のフォルテ』などの音楽ものをお書きになっている黒川さん。はじけたい青春の思い、ぶつけておられます。帯がROLLYさんというのがすごい!
ちなみにトレイラーです