著者名:山本省三
出版社:学研プラス
好きな場所:中に魔神がいて、むやみに入ったら地獄のあなに突きおとされるからだ。入るのを許されるのは、代々伝わるうで輪をした者だけで、年に一度、魔神に話しかける時だ。
所在ページ:p17
ひとこと:前巻『暗号サバイバル学園01 秘密のカギで世界をすくえ』にあるような事情で、暗号学園ナゾトキアに入った小学生のハルト。同級生と四人で寮に暮らし、朝ごはんさえ、暗号を解かなければ食べられないほどのスパルタな暗号解読訓練の毎日。
ところで、北極の氷の下で一万年以上前に栄えていたアンゴリア帝国が、やがて来る地球の滅亡を防ぐための装置を開発していたのだが、それは五本の鍵を使って、暗号で解くものだった。その鍵は、アンゴリア帝国が滅亡した後、地球のどこかに散らばっていたのだ。
ハルトたちの手元に、そのうちの一本はあるのだが、二本目は……。
引用はプロローグで、どうも、魔神の伝説が関係しているような……。さあ、ハルトたちは今度はどこで暗号を解くのか。
読みながら、ハルトになって暗号を解読していくのはきっと、わくわくどきどきのはず。
この二巻目に出てくる暗号の種類はなんと18! 巻頭の一覧表にもなっていて、この種類を覚えたら、暗号好きの子なら、自分で暗号文作れちゃうかも。
少なくとも巻末のモールス信号解読表と、ヒエログリフ解読表は、すぐ使えます。私が小学生なら、ぜったい欲しいと思います。