著者名:野泉マヤ
出版社:ひかりのくに おはなしひかりのくに2020年11月号
好きな場所:台風や大地震など、災害はある日突然やってきて、一生懸命に作ってきた物や練習してきたことを台無しにしてしまいます。
それでも、知恵をしぼれば新たな道が開けます。
私たちにはそんな力がある、という思いをこめてこの物語を作りました。
所在ページ:表三
ひとこと:にんきもののもりのがくだん、くま、うさぎ、きつねの三人は、もりのおまつりの準備に余念がありません。
しかしそこへ、かみなりが落ちて、三人の楽器、ピアノ、太鼓、笛はいずれも壊れてしまいました。
おまつりで演奏ができなくなってしまいました。
なぐさめる森のみんな。無事だったからいいじゃないですかと。
三人は、なんとか自分たちにできることはないかと、森に行きます。
そこで見つけたものは……。
三人のアイデアとがんばりで、おまつりが素敵なものになったのを見て、子どもたちはめげないことの大切さと、再生を学ぶことでしょう。すばらしいお話です。
野泉マヤさんは、宮城県の加美町にお住まいで、「満員御霊! ゆうれい塾」シリーズ(ポプラ社)や、「みちのく妖怪ツアー」シリーズ(新日本出版社 共著)などを書かれる妖怪好きでもいらっしゃいます。
このたびは、加美町の伝承を集めた「大崎耕土妖怪絵図」を書かれるなどご活躍されていらっしゃるようで、ご活躍が楽しみです。
絵図は次のサイトから無料でダウンロードできるそうです。この機会にぜひ。