2020年9月26日土曜日

「キニ子の日記 上」間部香代

書名:キニ子の日記 上
著者名:間部香代
出版社:WAVE出版


好きな場所:そういえば、おまわりさんが、かさをさしているところを見たことがない。気のせいかな?
所在ページ:p43
ひとこと:満塁小学校6年F組のキニ山キニ子さんには、日記帳の宿題があります。宿題といっても、出したいときに出せばいいのですが。
 出す相手は、担任の須原C介(すばらしいすけ)先生。
 キニ子が、何日かおきに自分の気になることを日記に書くと、須原先生が赤でお返事をくれるのですが。
 その気になることがとってもトリビアですてきです。
 小学六年生ってこんなこと気になるのかな、引用のようなこと、たしかに考えたことなかったけど新鮮。
 須原先生も的確にお答えになって、すごい!
 またおもしろいのが、キニ子ちゃんの同級生、白シャツにピンクのズボンのナル森ナル男くんだとか、いろんな分野のプロフェッショナルを目指して自分をひたすら磨くプロ田プロ子ちゃんとか、女子アナを夢見るがだれにもそのことを言っていないサラリとしたサラ川サラ子ちゃんとか。いろいろ濃い人たち。キニ子ちゃんの両親もなかなか個性的な人です。
 間部ワールド全開のこのお話、上巻ということで、一学期までの日記なので、また二学期、三学期の下巻も発売予定ということで楽しみです。