著者名:佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫
出版社:新日本出版社
好きな場所:その時から、ぼくは、みちのく妖怪ツアーに強い興味を持った。ツアーを案内していたのは四角美佳という女と運転手の男だ。
所在ページ:p145
ひとこと:東北在住の三人の作家が編んだアンソロジー「みちのく妖怪ツアー」もこの「ワークショップ編」で三冊目になります。
最初はツアー、次は古民家ステイでしたが、今回はワークショップ。
東北各地でのワークショップを経験中の子どもたちに起きる不思議なできごと。
こわーいできごと。
その中に、各地の言い伝えや、名産が織り交ぜられています。
こわいお話を読みながら、東北旅行ができるしくみです。
そして、そして、前のお話を読んでいる人は、引用の主人公と同じように、あれ? 見たことがあると思うだろうこの「四角美香」という不思議な名前。
いったいどういうことなんでしょうね。
絵はあの有名になったトラックにアマビエの絵を提供された東京モノノケさん。
アマビエは出てきませんが、同じように厄除け、疫病よけのご利益があることで有名な赤べこを作るワークショップも、お話の中には出てきます。赤べこって、下地塗るんだ。お化粧みたいに。勉強になりました。