2018年11月17日土曜日

「フィレンツェ発、元気です!」山下香織里

書名:フィレンツェ発、元気です!
著者名:山下香織里
出版社:実業之日本社
好きな場所:どんな場合でも、人間同士って、わかりあえるのね。すばらしいわね。すごく新鮮だったし、幸せな気分だった。


所在ページ:p186
ひとこと:平成29年に日本児童文芸家協会の児童文化功労賞を受けられた日野多香子先生のお嬢さんのエッセイです。
 1990年代イタリアのフィレンツェに一ヶ月暮らした体験を詳しく綴られたエッセイ(家族にあてた書簡)集です。イタリアに興味を持たれて美術がお好きで、単身飛びこんでいかれた若い女性の異文化体験が、みずみずしく綴られています。引用は、電話の取り次ぎでいざこざのあったギリシア出身の女性と和解したときの感想です。
 この後、作者は出版社に就職され、編集者となり、編集長となり、お子さんを出産されるのですが、その後亡くなってしまいます。その状況を日野多香子先生は『だいじな娘を医療ミスで失って ー数々のミスに遭遇した乳癌患者の記録ー』(銀の鈴社)に綴られています。
 いやあ、若くして小さなお子さんを残されて亡くなるというのは、大変なことだなあと思います。私の家族も含め、みんながいろいろなことを知り、後悔のないようにして欲しいなあと願います。