著者名:新井けいこ
出版社:あかね書房
好きな場所:ぎょうざたい焼きは、ぼくが食べたかったものだ。みんなはなにを食べたいんだろう。みんなに聞いて、人気のあるものを売ればいいんじゃないか。
所在ページ:p99
ひとこと:四年生の拓都は、塾に通っている。帰りに、いつもたい焼きを買って食べながら帰るのが楽しみだ。そのたい焼きやさん、松丸堂のアユミさんが、ぎっくりごしで店が休みになった。アユミさんは、同じクラスの菜央のおばあちゃんだ。
なんとかならないのか、と考えた拓都たちは、人件費、原価、利益、なんていう言葉にいきあたる。
そのなかで、「チーム松丸堂」を結成し、アユミさんの手助けになることはないかと考えた結果……。
『空の手』(偕成社)など、ご著作をコンスタントに出されている新井けいこさんの新刊です。経済学、経営学、マーケティングなどという言葉を知らなくても、お店はどうやって成り立っているのか、よくわかる物語になっています。いろいろな味のたいやき、食べてみたいですね。