著者名:佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫
出版社:新日本出版社
好きな場所:おばさんが、白っぽい長方形をひとつ、皿にとってくれた。
「初めて見たでしょう? おかず寒天といって、ポテトサラダを、寒天で固めてあるの」
所在ページ:p12
最初は、バスツアー、次は古民家ステイ、そしてワークショップときて、今度はオンラインゲームです。
オンラインゲームといっても、現地に行って妖怪を捕獲するタイプのゲームです。
ある日突然スマホに、「おめでとうございます! あなたはみちのく妖怪ハンターに選ばれました!」という表示が出て、美女が出てくるのです。
この美女の名前はシカクミカ、そうです一巻をお読みになった方はおわかりの神隠しのアナグラム、あの人です。
もう、この後は大変なことしかない!
いったいみんなどうなっちゃうんだろうと思いながら、読み進めるわけですが、その中に必ず引用のような東北の食べ物が出てきて、ああ、食べてみたい! と思うのもこのシリーズの魅力です。
そして、同じく必ず出てくる東北の妖怪たち。
今回は、からから小僧、羅刹鬼、イジコ、オンボノヤス、亡霊船、カシャ猫の6つです。
一番怖かったのは……いや、言わないでおきましょう。
とにかく、怖いです~~~~
そしてこの夏休みは仙台文学館で、なんとこの「みちのく妖怪ツアー展」が開催されているとのこと(2021年8月22日まで)。
イベントや、クイズラリーも行われるとのことです。いやあ、すごいな東北妖怪パワー!