2019年11月23日土曜日

「もくもくやまのゆけむりホテル」佐和みずえ

書名:もくもくやまのゆけむりホテル
作:佐和みずえ
絵:茶々あんこ
出版社:キンダーおはなし絵本 12月号
好きな場所:わっさ わっさ。あかりをめざして、よぞらのかなたから、にぎやかなはばたきがきこえてきました。100ぱのわたりどりのおきゃくさま、ぶじ、とうちゃくです。

所在ページ:p30
ひとこと:深い山の中のゆけむりホテル。支配人はくまのクマーシャさん。へやがかりはうさぎのピョンカ。おんせんのかかりは、あらいぐまのゴシゴシッポ。シェフはたぬきのタヌキッチ。やまざるのモンキッチは材料の配達係です。
 そんなホテルに、ある日、なんと100ぱの渡り鳥のお客さんが来ることになりました。タヌキッチはりょうりにこまっています。そこでクマーシャさんは、山一番の物知りのふくろう、フクロスキーさんに相談に行きました。

 大分はおんせん県、特に別府は有名です。作者の佐和みずえさんも、画家の茶々あんこさんも大分に縁のある方。すてきな温泉ホテルを舞台に、たくさんのお客さんをもてなすスタッフたちのたいへんさ、楽しさ、おもてなしされることのうれしさを描かれています。
 いいな、こんな旅館に泊まりたい。
 それにしても100羽を書かれた画家さんは大変だったでしょう。動物たちが生き生きしています。