2020年6月12日金曜日

「ラストでわかるだれの手紙」に一編書かせていただきました!

たからしげる先生編集の『ラストでわかるだれの手紙』に一編書かせていただきました。
見本来ました。


すごい豪華メンバーです。なにせこの目次、見てください。売れっ子さんばかり。
その中で、すごく緊張しました。

ぼくって赤い服が似合うんだ――たからしげる
しいちゃんへ――宮下恵茉
永遠にそばにいる――吉野万里子
わかれ道――森川成美
たったひとりの希望の君へ プレイA――みずのまい
たったひとりの希望の君へ プレイB――みずのまい
りなへ――宮下恵茉
シー・ラヴズ・ユー――芝田勝茂
だれも知らない小さな祈り――村山早紀
座敷わらしを知っていますか(往・復)――石井睦美
おしえてほしい(往・復)――令丈ヒロ子 
★番外編 手紙にまつわるお話★
踊る配達人――松原秀行
風がはこんだ手紙――天沼春樹


これは創作日記なので、少し創作的なことを。
アンソロジーの原稿を書くときは、いろいろ考えます。
その本の全体のテイストはどうなるのか、みなさんどんなのを書いてこられるのか。
その中で、離れすぎずにいなければなりません。かといってあったかなかったかわからないような無難さでは、作者に選んでいただいたかいがありません。ああいうお話があったね、と思い出してもらうぐらいでなければ。
それに短編ですから、一編終わるといったん読者の気持ちが途切れます。あきずに次を読んでもらうためには、おもしろくなくてはなりません。寄席の席みたいなものです。あきてお客さんが帰っ(本を手放され)てしまっては他の方にご迷惑がかかります。

そんなわけで、とにかく緊張。まじ緊張。

うまくいったかな~~
どうかな~~どきどき。

アンソロジーは同じお題で、それぞれの方が料理するものなので、とっても勉強になります。今回みたいに、ベテランの売れっ子さんの中に混ぜていただくのは、むちゃくちゃ勉強でありがたいことです。

いろいろな人(?)から来た手紙と、その手紙にまつわる物語。
差出人は最後までわからないしかけです。

素材もいろいろ、料理のしかたもいろいろ、読み応えのあるアンソロジーです。
どうぞご注文、リクエストよろしくお願いします。