『くもの ちゅいえこ』(PHP研究所)が、簡体字版として、今年の四月、中国で出版されました。
ずいぶんまえに契約していただいたのですが、外国でのこと、どうなったのかなと思っていたところ、見本をいただいて、ああ、ちゃんと出たんだと、感激です。
えっと題名の『再织一次就好了』というのは、どうも中を見ると「またかければいいんだ」というちゅいえこのセリフをタイトルにしたのではないかと思います。
ちなみに「ちゅいえこ」は「秋惠子」になっています。惠は日本でいえば旧字だけど、これも簡体字なのね~~いろいろおもしろい。
児童文学作家、研究者の常立という方が書かれた解説が折込で入っています。すごくしっかりとこの本の内容と、ちゅいえこが何回もうまくいかなくても、網をめげずにかけたことを書かれているみたいです。読めませんが、この前、季節風のバーチャル飲み会である方に教えていただいたグーグル翻訳(スキャン不要で超便利!)を使ってみてみると、そう書いてあるような気がします。
これが中国の子どもさんに読まれるとおもうと、わくわくです。
何より、ほんとこれ佐竹先生の絵がいいんです。幼年童話なので若文字数はありますが、実際絵本って言ってもいいぐらい。ちゅいえこの表情とか、くもの子で目と足ぐらいしか表情を表せるところがないのに、しっかりと気持ちが伝わります。
中国のほうのサイトで、さし絵が出ていましたので、リンクします。
これからもちゅいえこが世界のどこかで読まれますように!