みらい文庫「注文の多い料理店 銀河鉄道の夜」宮沢賢治 で、私は「監修・解説」として、注記文と解説、巻末の読書のコツを書かせていただいておりますが、ありがたいことに私のところへも、いろいろ感想をいただいいます。
「あらすじまでついて、用語説明も各ページについてわかりやすい宮沢賢治は、今まで見たことないです。読書苦手だけど名作は読まなきゃ、という読者にオススメ」
「子どもたちに名作を手渡そうとしても、難解な部分があって、結局読まずに楽しさをわからないで大人になってしまうが、こういうのはいい」
などなどです。そうそう、そういういい企画ですものね!
あとブログにもいろいろな方がお忙しいのにレビューをアップしてくださっていて、感謝です。ご紹介します。(敬称略、順不同)
「川天使空間」(井嶋敦子)
「今日のひでじぃ」(高橋秀雄)
「20階の窓辺から」(加藤純子)
「がまりんの部屋」(季巳明代)
「どじょう日記」(堀米薫)
「『本って本当に楽しいね!』児童書読書記録」(安達若菜)
ありがとうございました!
2011年9月9日金曜日
2011年9月5日月曜日
みらい文庫「注文の多い料理店 銀河鉄道の夜」
みらい文庫「注文の多い料理店 銀河鉄道の夜」が発売されました。
私は「 監修・解説」をさせていただいています。この本は、宮沢賢治の原 作をかなづかいや句読点漢字以外はそのまま掲載していますが、私は、語注の文と、解説、また巻 末の「読書のコツ」を書かせていただきました。原作のままのわか りにくさを緩和して、ちょっとでも子どもに近い本にしたいと、編集の方と工夫しながらがんばってみました。
読書のコツでは、八編のうちのどれを先に読もうかと迷っている人が一覧して選べるような、そしてちゃんと読み通すためのしるべとなるような、あらすじや、図、登場人物の説明などがついています。でも、ちゃんと物語の本質にせまってほしいという願いもそこここに隠れているハズ……
みらい文庫のHPでは、シロタンが紹介してくださっております。
http://miraibunko.jp/book/yomeba/book008/
私は「
読書のコツでは、八編のうちのどれを先に読もうかと迷っている人が一覧して選べるような、そしてちゃんと読み通すためのしるべとなるような、あらすじや、図、登場人物の説明などがついています。でも、ちゃんと物語の本質にせまってほしいという願いもそこここに隠れているハズ……
みらい文庫のHPでは、シロタンが紹介してくださっております。
http://miraibunko.jp/book/yomeba/book008/
2011年9月1日木曜日
「注文の多い料理店 銀河鉄道の夜」予告
書名:注文の多い料理店 銀河鉄道の夜
著者名:宮沢賢治
出版社:集英社みらい文庫
好きな場所:宮沢賢治のすべてをこの一冊で! 『セロ弾きのゴーシュ』『風の又三郎』など、賢治の代表作ばかりを収録。べんりな『読書のコツ』付き!
所在ページ:帯
ひとこと:前回同じみらい文庫『坊っちゃん』(夏目漱石)では、現代語訳というか文体はなるべくそのままで現代にもわかりやすくという書き換えにチャレンジさせていただきましたが、来週発売のこのみらい文庫『注文の多い料理店 銀河鉄道の夜』では、作者宮沢賢治は、詩人でもあり、また時代も下がっていることから、書き換えはちょっと……ということもあったか、原作をそのまま、若干漢字をひらき、現代かなづかいにし、句読点は誤読を防ぐために加えたという程度で掲載されています。
でも、それではやっぱり今の子どもには敷居が高い場合もあるかもしれない、ということでこの本にもちゃんとしかけが。 私はそのしかけを担当させていただいております。つまり語注の文と、解説、それから「べんりな『読書のコツ』」というのがそれです。
前回の『坊っちゃん』のときに、私はあとがきで、今回坊っちゃんはアウェイで現代に来てもらったけど、ぜひそのうちホームで見てほしい、そのためにはちょっとコツがいる……などと書いたからでしょうか、それとも偶然でしょうか。編集者の方が、みらい文庫には決まって設けてある巻末のお楽しみ(レシピだったり、虫の飼い方だったりします)を、今度は『読書のコツ』にしましょうと。
それで何を入れるかと考えたところ、やっぱり難しくて長い本を読みとおすには、たとえば長い行列で待つときのように、あるていど先が見えるということも大事ということで、ネタバレをおそれず、あらすじをつけ、またそれぞれが疑問に思うだろうような点について、なるべく原文を参照しながら見てもらえるよう、表や、登場人物(?)紹介、物語にそった日程表などを編集の方と相談しながら作りました。そういう相談はえてして手間なものですし、実際けっこう大変でしたし、あまり長くなってもいけないので、コンパクトにおさめるのは非常に難しかったですが(子どもさんがたに説明してあげたいことがたくさんありすぎて)、編集者の方もがんばられて、たぶんあまり他にないしかけができたのでは、といっています。
私が童話集『風の又三郎』を買ってもらったのは小学一年のとき。ませた子で字面は読めたので、確かにぜんぶ読みましたが、よくわかりませんでした。でもそのときわからなかったことが、大人になれば、なーんだということもあり、そういう経験をふまえて、なるべく子どもさんがたの名作へのかけはしになるよう、がんばってみたつもりです。
私のことを離れても、この本は
『やまなし』
『どんぐりとやまねこ』
『注文の多い料理店』
『セロ弾きのゴーシュ』
『よだかの星』
『風の又三郎』
『銀河鉄道の夜』
『雨ニモマケズ』
と、いわば賢治のオースルター戦の様相を呈しており、また、絵の北沢夕芸先生もみごとにこの無国籍な賢治ワールドを幻想的にかつわかりやすく視覚化してくださっており、ほんと買って損はない、お得な一冊だと思います。
ということでどうぞよろしくお願いします。
著者名:宮沢賢治
出版社:集英社みらい文庫
好きな場所:宮沢賢治のすべてをこの一冊で! 『セロ弾きのゴーシュ』『風の又三郎』など、賢治の代表作ばかりを収録。べんりな『読書のコツ』付き!
所在ページ:帯
ひとこと:前回同じみらい文庫『坊っちゃん』(夏目漱石)では、現代語訳というか文体はなるべくそのままで現代にもわかりやすくという書き換えにチャレンジさせていただきましたが、来週発売のこのみらい文庫『注文の多い料理店 銀河鉄道の夜』では、作者宮沢賢治は、詩人でもあり、また時代も下がっていることから、書き換えはちょっと……ということもあったか、原作をそのまま、若干漢字をひらき、現代かなづかいにし、句読点は誤読を防ぐために加えたという程度で掲載されています。
でも、それではやっぱり今の子どもには敷居が高い場合もあるかもしれない、ということでこの本にもちゃんとしかけが。 私はそのしかけを担当させていただいております。つまり語注の文と、解説、それから「べんりな『読書のコツ』」というのがそれです。
前回の『坊っちゃん』のときに、私はあとがきで、今回坊っちゃんはアウェイで現代に来てもらったけど、ぜひそのうちホームで見てほしい、そのためにはちょっとコツがいる……などと書いたからでしょうか、それとも偶然でしょうか。編集者の方が、みらい文庫には決まって設けてある巻末のお楽しみ(レシピだったり、虫の飼い方だったりします)を、今度は『読書のコツ』にしましょうと。
それで何を入れるかと考えたところ、やっぱり難しくて長い本を読みとおすには、たとえば長い行列で待つときのように、あるていど先が見えるということも大事ということで、ネタバレをおそれず、あらすじをつけ、またそれぞれが疑問に思うだろうような点について、なるべく原文を参照しながら見てもらえるよう、表や、登場人物(?)紹介、物語にそった日程表などを編集の方と相談しながら作りました。そういう相談はえてして手間なものですし、実際けっこう大変でしたし、あまり長くなってもいけないので、コンパクトにおさめるのは非常に難しかったですが(子どもさんがたに説明してあげたいことがたくさんありすぎて)、編集者の方もがんばられて、たぶんあまり他にないしかけができたのでは、といっています。
私が童話集『風の又三郎』を買ってもらったのは小学一年のとき。ませた子で字面は読めたので、確かにぜんぶ読みましたが、よくわかりませんでした。でもそのときわからなかったことが、大人になれば、なーんだということもあり、そういう経験をふまえて、なるべく子どもさんがたの名作へのかけはしになるよう、がんばってみたつもりです。
私のことを離れても、この本は
『やまなし』
『どんぐりとやまねこ』
『注文の多い料理店』
『セロ弾きのゴーシュ』
『よだかの星』
『風の又三郎』
『銀河鉄道の夜』
『雨ニモマケズ』
と、いわば賢治のオースルター戦の様相を呈しており、また、絵の北沢夕芸先生もみごとにこの無国籍な賢治ワールドを幻想的にかつわかりやすく視覚化してくださっており、ほんと買って損はない、お得な一冊だと思います。
ということでどうぞよろしくお願いします。
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