2024年7月29日月曜日

『みちのく妖怪ツアー 宝探し編』佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫(新日本出版社)

書名:みちのく妖怪ツアー 宝探し編
著者名:佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫
出版社:新日本出版社


好きな場所:Tシャツにパンツ姿の役員さんたちの中で、その人だけつばの広い帽子をかぶり、黒いワンピースを着ている。胸に下げたネームプレートに書いてある名前は「四角美佳」。「四角」なんて苗字の人、いたっけ?
所在ページ:p11
ひとこと:宮城県在住の三人の児童文学作家さん、佐々木ひとみさん、野泉マヤさん、堀米薫さんが、2018年から毎夏に一巻ずつ出版されてきた「みちのく妖怪ツアー」。なんと七巻目になるとのことです。これが読みたくて、夏を楽しみにしているお子さんも多いのではないでしょうか。
 今回は「宝探し編」ということですが、よくご存じのお子さんたちは、もう引用のように、なぞの女性「四角美佳」さんが出てくれば、きっとああなるんだな、いや、いつどうやってああなるのかなあ、とドキドキしながら読まれるんだろうなと思います。
 東北は妖怪の宝庫とはいえ、一巻に六話ずつですから、まだ妖怪がいるのか、と思いますがいるんですねえ。
 今回は「アカテコ」「マヨイガ」「生き面」「蝶化身」「提灯小僧」「赤べこ」のご出演。最後には、四角美佳さんの正体らしきものもほのめかされて……。まだまだ続きそうな感じです。
 妖怪だけではなく、東北の名所や、食べ物もちりばめられていますので、行きたくなる食べたくなるなる。夏休みに東北に行かれる方は、むちゃおすすめです!

 ところで赤べこはうちにもいるんですが、だいじょうぶでしょうか……。まさか夜中に……。