著者名:工藤純子
出版社:金の星社
好きな場所:さかあがりは、ぐっちんに とっては
かんたんだけど、
ぼくにとっては むずかしい。
所在ページ:p54
ひとこと:表紙はそれぞれ苦手なことのある三人です。そうすけはさかあがりができないし、ぐっちんはけんばんハーモニカがうまく吹けない。ゆいちゃんはバトンで苦労している。さあ、どうなるんでしょうか。
私は逆上がりができなくて、昔ですから先生も容赦がなく(ことに体育の先生は(笑))「落ちるのが上手」と言われてみんなに笑われたり、最後までできないもう一人といっしょに、二人だけでみんなの前でやらされたり。手伝ってあげなさいと指名された友人もいて、いっしょに練習してくれるけど、それでもできないでひたすら申し訳ないばかりでしたね。どうして逆上がりができないといけないのかわかりませんでした。だから自分の子どものときには、担任の先生に「逆上がりできないんですよ。何とか今のうちにできるようにさせてください」と言われても、「はあすみません」と申し上げて帰り、家では「できなくてもいいよ」と言いました(先生申し訳ない 笑)。でも三人のうち二人は自然にできたようです。
今も、体育のなにか、楽器の演奏、おけいこごとでできないと悩んでる子もたくさんいるでしょう。どうかこの子たちみたいに、軽々と楽しんでいただけますように。