著者名：きみあきよ作 ももりこ絵
出版社：ニコモ
好きな場所：だんごやのむすめとだんごねこ
どっちもどっちだおにあいだ
所在ページ：p５
ひとこと：おなかのもっちりしたもっちりだんごねこは、さすらいの旅猫。またたびむらにやってきたところ、うまいだんごがあるといううわさを聞き、だんごやに入りますが、そこの看板娘が好きになります。ところがいろいろあって……だんごやの娘を助けようともっちりだんごねこが持ちだした武器はなんと！ という奇想天外なお話です。
『ひげなしねこ』というご本を書かれている季巳明代さん。今回も、ひげなしねこと同じく、講談のような小気味いい語り口で、だんごねこの活躍が語られます。
もともと、日本児童文芸家協会でやっていた「書きおろし童話展」に出展なさるおつもりで画家さんといっしょにご準備されていたそうですが、コロナで童話展が中止ののち終了となってしまって、このお話が宙に浮いていたところが、絵本になったとのことです。
猫好きなら猫のおなか、もちもちひっぱったりつまんだりしたことありますよね～～そんなかわいい猫の姿を思い浮かべてしまいます。画家さんとのコンビもぴったり。たくさんの方に読まれますように。
