2013年7月20日土曜日

歴史人 2013年8月号

書名:歴史人2013年8月号 「江戸の暮らし大図鑑」
出版社: KKベストセラーズ
好きな場所: 江戸のおかず番付 
所在ページ: p63
ひとこと:『歴史人』2011年11月号の特集は「江戸の暮らし大全」でした。これは、庶民の暮らしをCGを駆使してビジュアルに再現したもので、江戸のことをいずれ書きたいと思っている方にも、そうでない者にも保存版だったのですが、また今回「江戸の暮らし大図鑑」が発刊されました。あわせて持っていると、もう完璧!
 今号では、女の髷の種類や、武家屋敷の間取り、江戸のリサイクル方式、などなどに加え、たとえば引用のような江戸のおかずなど庶民の暮らしがよくわかります。
 引用の江戸の「日用倹約料理」(=節約おかず)の大関は、精進方(=植物性)が八杯豆腐、魚類方(=動物性)が目ざしイワシだったとか。そういえば、江戸ではなく明治生まれでしたが私の祖母は目ざしが好きで、焼いては「たべい(たべなさい)」とくるので、小さいときはいやだなあと思っていました。あれは硬いしね、祖母はあまり料理が上手でなかったのでたいていかりかりに焦げていましたし。でも祖母の親は江戸時代の人ですから、自分も「たべい」と言われて育ったのでしょう。それに当時はよくひと箱もらったりしました。今は干し魚ではししゃものようなソフトなものは食べますが、めざしは居酒屋はともかく家ではあまり食べないのではないでしょうか。
 資料は調べれば出てくるかもしれませんが、これが一冊に集約されていて、ビジュアルだというのがほんとありがたいです。

 あと、連載の「歴史人倶楽部」では、評判の伊達武将隊がとりあげられています。「我らのお役目は、仙台にどんな歴史や魅力があるのかを全国の人々に伝えることじゃ」というイケメン伊達正宗さんのけなげな談話が泣かせます。