2012年12月11日火曜日

「注文の多い料理店 銀河鉄道の夜」みらい文庫が四刷

私が監修・解説をさせていただいた「注文の多い料理店 銀河鉄道の夜」みらい文庫が四刷だそうです。

もちろん賢治の魅力だと思いますが、今、ネットで青空文庫などダウンロードすれば、本の形式でタダで読めるという時代に、それでもちゃんと売れるというのは、みらい文庫さんというブランドと、子ども用だということと、絵がかわいいということがあるのですが、一つには本のつくりもあるのかなあと思います。

この本は宮沢賢治の原文そのままですが、適所に註、巻末には「あらすじ」と「読書のコツ」がついています。巻末部分は上段にあらすじ、下段に基本的な事項の理解を助ける問いと答え、または図が書いてあるという形です。手前味噌で恐縮ですが、子どもがわからないところはどこか、また何をとりあげたら、よりわかりやすくなるのか、などなど相談しながら、編集さんといっしょにがんばりました(うるうる)。そのかいあって、とってもわかりやすい本になっていると思います。