2011年11月3日木曜日

虫や草やあなたやわたしやむしゃくしゃや 西沢杏子詩集

書名:虫や草やあなたやわたしやむしゃくしゃや
著者名:西沢杏子
出版社:てらいんく
好きな場所:好きな人を少し変えたいと思うことは/二人乗りのカヌーを/山の頂へ引き上げるようなもの
所在ページ:p40
ひとこと:きゃあ、ひさしぶり、この感じ。「丸山豊記念現代詩賞」といいう賞もおとりの方の八冊目という詩集でいらっしゃるのを、寡聞にして存じ上げなかったのですが、私こういうの大好きです。「こどもとおとな、双方の領域を行き来する」と帯(とあとがき)の高木あきこ氏の言葉に尽きているような気がします。他にも引用したいところがたくさんありますが、営業妨害になるのでやめておきます。
少年の身になって大人が書く詩でも、大人が書く大人の詩でもない。愛を書いてもポエムじゃない。おとなの顔をして生活しているが、おとなになりきれない部分をすくいあげるおとなの詩。

詩を投稿しても、季節風でボツのことが多くって、めげていましたけど、自分なりに、書こうかなという気になりました。