著者名:佐々木ひとみ
出版社:国土社
好きな場所:うららの家は「花見山」と呼ばれる山の中腹にある。代々植木屋をしているため、庭にも家のまわりにも木がいっぱいで、春になると山全体が色とりどりの花で埋めつくされる。
所在ページ:p63
ひとこと:国土社の「休み時間で完結 パステルショートストーリー」シリーズです。このシリーズにはそれぞれ色がテーマになっていて、佐々木ひとみさんのこの巻は「チェリーブロッサム」さくら色です。
さくらにまつわる不思議なお話が、7作品収められています。
引用は「さくらもり」から。花見山というのは、福島市にある本当の山の名前で、花木農家の裏庭にあって、春になると山全体が花で埋め尽くされます。私もそこに関する本を書いたことがあるのですが、佐々木さんも取材をされて、雑誌に記事を書かれていました。
そんな家の娘のうらら。とても不思議なお話です。
また本当にある山で、この中にも出てくる山が他にもあります。「日和山」。標高六メートルの低い山でしたが、お花見がちゃんとできました。でも東日本大震災で……。
さくらは本当に不思議な感じのする花ですね。
不思議なお話、7つをぜひお楽しみになってみてください。