著者名:佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫
出版社:新日本出版社
好きな場所:なぞはなぞよ なぞのまま
どんななぞかけ してやろか
ようかいもうじゃの なぞときは
とけねばもらおう そのたまを
とけてももらおう そのたまを
所在ページ:p136
ひとこと:佐々木ひとみさん、野泉マヤさん、堀米薫さんという東北在住の作家さんが2018年から毎年出されてきた「みちのく妖怪ツアー」シリーズのなんと6冊目にあたります。
毎回のシチュエーションは、例えば「古民家ステイ」「ワークショップ」「オンラインゲーム」「バーチャルツアー」そして今回の「謎解き」と変わるものの、この三人の作家さんが、二話ずつ、かつ東北六県をひとつずつ担当というコンセプトはいっしょ。そして「四角美佳」というおねえさんが出てくることもいっしょ。このおねえさんほんとなぞの人物なのですが、その正体のヒントは、この不思議な名前のさかさま読みでわかります。
土地の魂といえるみちのくの妖怪を紹介したいという作家さんの思いと、そして東北人の粘り強さがこの長く続くシリーズの秘密なのだと思います。
この夏2023年7月29日(土)から8月6日(日)には、「みちのく妖怪ツアー展」が、宮城県登米市の横山不動尊で開催されて、作家お三人による講演会なども予定されているそうです。
