著者名:白矢三恵
出版社:くもん出版
好きな場所:オレはトーマに教えてやりたい。空気ぐらい読めないと、高学年になっても、きっと、トーマはずっと「ぼっち」だよって。
所在ページ:p27
ひとこと:先月文研出版から『みんなの居場所』を出されたばかりの白矢さん、またまたご出版です。
四年生の秋人は、ふだんから「低学年じゃないんだから、だれにも合わせようとしなかったら、空気が読めないやつだって、みんなから思われるよ」という考えの持ち主でした。だから、運動神経ばつぐんで、顔もまあまあイケてるトーマが、いつもしらけた顔をしてクラスの子たちとかかわらないのを見て、引用のように思うのでしたが。
あれ? 空気読んでるはずなのに、なんだか、妙な方向に。
秋人はこれでいいんでしょうか?
そんな問題を、RPGゲームにのせて、軽やかに提示されています。
