2017年3月18日土曜日

「まんぷくラーメン てんてこまい」季巳明代

書名: おてつだいおばけさん まんぷくラーメンてんてこまい
著者名:季巳明代
出版社:国土社
好きなところ:のっぺらぼうさんは、毎日、まりんちゃんがかいてくれる、ちがった顔であらわれる。だから、
「え、きのうまでいたてんいんさん、やめちゃったの?」
なんてきかれると、
「いえいえ、まだおりますよ」
と、とぼけている。
所在ページ:P8
ひとこと:

毎日小学生新聞に連載された「おばけはけん」が、長谷川知子先生の絵のままで、幼年もののお話になりました。「おてつだいおばけさん」シリーズです。

一巻目『まんぷくラーメンいちだいじ』については、このブログでも
http://saffibarinkay.blogspot.com/2016/10/blog-post.html
に書かせていただきました。
その魅力そのままに出た二巻目が、今回出版された『まんぷくラーメンてんてこまい』です。

まりんちゃんの家はラーメン屋「まんぷくラーメン」です。おとうさんが作っておかあさんが配達していましたが、おかあさんがけがをしてしまって配達ができなくなり、困っていたところにおばけさんたちが来て、てつだってくれています。
お客さんたちは、本物のおばけとは思わずに、おばけみたいな店員がいるお店と、おもしろがって来てくれるので、店は繁盛して大忙しです。
おとうさんはおばけさんにボーナスをあげて、まりんちゃんも、ラーメンを作るおてつだいを始めました。
お店では開店記念日を「まんぷくラーメンの日」として、半額サービスをしていますが、おとうさんはその日を三日間に延ばしました。ふだんよりいそがしいまんぷくラーメンの日を終わって、みんなが一息ついていると、なにやら外にあやしいけむりが……。
三巻目ではおてつだいのおばけさんが増えるのでしょうか?三巻目は6月刊行予定とのことです。

低学年の子どもさんが自力で読めて、たのしい、そしてこわくないおばけのお話です。