故・阿部一郎さんにインタビューさせていただいたのは、2012年の夏でした。子どものころのこと、戦争中のこと、花見山開墾のご苦労、なぜ無料開放されているのか、などを聞かせていただきました。その後、本にすることができないでいるうちに、阿部一郎さんも亡くなり、何か申し訳ない気持ちでした。
でもその後幸いなことに、本にしてくださる出版社がみつかり、阿部家に取材もでき、資料も貸していただいて、また花案内人というボランティアの方々やその他たくさんの方々のご協力を得られたおかげで、花見山白書ともいえるぐらいの充実した本になったと思います。どうぞ、花見山を知らなかった方は知るために、知っていたよという方もそうそうそうだったよね、と確認していただくために、読んでください!
なお阿部家が無料開放されておられるお気持ちを尊重して、今回、この本につきましては著者分の印税を全額、東日本大震災被災者及び花見山環境整備(*)のために寄付させていただきます。(*花見山公園自体のためではなく、近辺の交通整理などのためです)