2015年7月18日土曜日

2015年季節風大会申し込み始まりました

2015年季節風大会申し込み始まりました。

http://www.kisetsufu.net/taikai15b.html

各分科会の呼びかけ文を読むだけでもおもしろいです。

今年も、ファンタジー分科会の世話人の一人をさせていただきます。講座ではないので講師ではなく世話人、私も同じ立場で、作品をださせていただきます。

ちなみに、ファンタジー分科会の呼びかけ文はこんなのです。

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B・ファンタジー

★世話人 森川成美・後藤耕

「参加してみたいが、ファンタジー作品を書いたことがない」
「ファンタジーは長編ばかりで、参加しても読み切れないのでないか」
「初心者なので、高度なことが言えない」
 そんなお話をもれ聞きます。
 確かに読み手にとって、その作品がファンタジーかリアリズムかということは、趣味の違いであり、大きな問題でしょう。
 けれども書き手にとってファンタジーとは何でしょうか。現実にありそうにないことを描くのがファンタジーだとすれば、幼年ものの大部分がファンタジーですし、リアリズム作品の中でも、歴史ものの中でも、現実にはありえないことを登場人物が言ったりしたりしています。ホラーも怪談も現実にはないことを描くもので、その点ではファンタジーと技術的には同じです。他方、リアルな描写を欠いたファンタジー作品は、どのようにすばらしい発想で書かれたとしても、絵空事に見えてしまいます。ファンタジー作品にも、人を描くことや、リアリズムの技術は必要なのです。
 そういうことを考えれば、書き手にとっては、リアリズムかファンタジーかということはあまり大きな問題ではないように思えます。
 別のいい方をすれば、リアリズムの書き手は、ファンタジーとの一線を超えるコツを覚えさえすればファンタジーを書き得ますし、ファンタジーの書き手も、よりよい作品を書くにはリアリズムの土俵でけいこをするのがよいということにもなるかもしれません。
 この分科会ではファンタジーも、リアリズムも、歴史ものも、幼年ものも歓迎しています。もちろんホラーも怪談もオーケーです。長編も短編も出されています。書いたことのない作品を書いて作風を広げてみることも、読んだことのない作品を読んで発言してみることもきっと勉強になります。みなさまどうぞご遠慮なくおいでください。


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ファンタジー分科会は、10名で申し込みを締め切らせていただくことにしていますが、昨年も一昨年も大会申し込み締め切りの日を待たずに締め切りとなりましたので、どうぞお気をつけください。

申し込みお待ちしております!