いつも人さまの原稿を読んで、いちばん悩むのが、ジャンルだ。
そのジャンルでない形で書いてあっても、ぴったり合ったジャンルを使えば、大化けするし、逆にまとはずれのこちらの批評やアドバイスがジャンル認識の違いから生まれることもあると思う。
実は春研で問題になった。ナンセンス=笑えるんだろうかって。
で、考えていたのだけれど、笑える笑えないが、笑いのセンスの違いによる場合があるというのは知られていることだと思うけど、ナンセンスが笑えるのは、ずれが笑いを刺激するからだと思う。
などと考えていて、さらにこんな表が頭にうかんだ。うかんだだけで正しいかどうかわからないけど。
というのも、昨年の大会のファンタジー分科会で、ファンタジーとナンセンスのどっちだろうかというような限界の作品が二つもあったからなのだ。
笑える笑えないは、どうしてももうひとつ別の次元の話のような気がする。