2013年7月22日月曜日

映画「シャニダールの花」石井岳龍監督

 映画「シャニダールの花」を見てきました。
 ホラーではなく、SFになるのでしょうか。社会派ドラマ?いや、恋愛ものに入るような気もします。リアルなベットシーンはないのに、女性の胸に咲く花、の映像がとってもエロチック。でもテイストはさわやかできれいです。

 あらすじはネタバレてしまっては悪いので、ひかえますが、製薬会社がシャニダールの花を培養するために「提供者」を選別して、インフォームドコンセントの元、研究者の居住区に住まわせます。提供者は満開までそこにいなければならないのですが、それを過ぎると提供者に命の危険が及びます。
 その製薬会社で働く植物学者とセラピスト。それぞれの使命を果たすべくがんばっているのですが……この花に疑問を持ちます。で……。

 

 というわけですが、どこか不条理っぽい話でもあり、現実世界に通じるところとしては「提供者」をたとえば「代理母」などに置き換えても、「新薬被験者」におきかえても、成立するかもしれません。
 ですがそれよりなにより、女性たちが美しく、特にセラピストの黒木華さん(そういえばどこかで見たと思ったら「東京オアシス」に出ておられました)がとてもピュアですてきです。植物学者役の綾野剛さんも現代のイケメンですてきなのですが、実は私、自他ともにみとめる「個性派俳優」検知器なので(ほんと?)、主役たちよりも所長役の古館寛治さんに魅かれてしまいました。おお、上手じゃーという感じで。古館さんは存じ上げなかったのですが、あとで調べてみると、かのモバゲーのCMでガンダムについて語っているバーテンダーの方だそうで、ふむふむ、あれができてこれができる、これはおもしろい俳優さんだなあと好きになりました。

  あ、そうそう。ニュースのシーンではアナウンサーさんが、神戸のサンテレビの方でした。サンテレビ、なつかしいなー。