書名:亡霊クラブ 怪の教室
著者名:
麻生かづこ
出版社:
ポプラポケット文庫 ガールズ
好きな場所:
「ほんとうは友だち思いのいい子だったのかもしれないね」
所在ページ:
p61
ひとこと:ポプラポケット文庫にガールズができました。。女の子だけをターゲットにするというのはとってもだいたん。でもピンクの表紙に、七色きらきらのハートのすてきなカバーです。きっときっと、みんなで競って読みたがるに違いないです。
中でも、この亡霊クラブは、女の子の好きそうな怪談の連作です。つなぎとなるナビゲーターは、二宮金次郎、トイレの花子さん、人体模型などなど、本来怖いとされているものたちです。このものたちが、いかにも冷静に引用のように、起きた事件を評します。
その帰結は、やっぱり帯のように「一番怖いのは、生きている人間なのよ……」
ほんとですねー、怖いのは人間(泣)。
トイレの花子さんや人体模型がいい人(?)に見えてくるからふしぎです。
とってもこわーいお話です。これから夏に向けて……。