書名:
キンダーブック2 2013年4月号所収「ねぼすけおじいさん」/5月号所収「はるのひのひとりぼっち」
著者名:
深山さくら
出版社:フレーベル館
好きな場所:
友だちの絵本と、お話ページの1~4面をつなげてみてください。絵柄がつながり、圧巻の桜の木になります。
所在ページ:
裏見返し
ひとこと:深山さくらさんは言わずと知れた『かえるのじいさまとあめんぼおはな』『かかしのじいさん』という絵本の傑作のある大作家さんです。月刊絵本はお手のものでいらっしゃいますが、今回はお話はもとより、すばらしい仕掛けつき! 拝見してびっくりです。
なんと、本を広げてならべると絵がつながるのです。
ねぼすけおじいさんは、大きな桜の木と、動物たちのお話ですが、つなげたら、桜の木の根っこから、花さく枝まで、一覧できます。
なぜこんなことが可能か。
というのも、こういうご本は個人で買われるというより、幼稚園や保育園などで定期購読されることが多いと聞いています。そうすると配布の日には、同じご本をもって一堂に会しているわけです。きっときっと、三々五々、床にちいさなお尻を並べて、友だちの本とつなげてみて、わーすごいと大きな声をあげることでしょう。そんな子どもさん方の姿が目にうかびます。
深山さくらさんのブログにつなげた写真がのっていますので、どうぞどうぞごらんください。
http://book.geocities.yahoo.co.jp/gl/miyamasakurasaku/view/201303