2013年4月30日火曜日

「学校にはナイショ 逆転少女花緒 ピンチはチャンス!?」吉田純子

書名: 学校にはナイショ♂逆転美少女花緒 ピンチはチャンス!?
著者名: 吉田純子
出版社: ポプラ社
好きな場所: そうよ、それこそが、本当に偉い方のお姿。あたくしも花三郎さまのようになりたいわ!
所在ページ:p200
ひとこと:2013年の季節風春の研究会、終わりました。この吉田純子さんの「逆転美少女花緒」シリーズも「自作を語る」の課題になっていて、十分に、十二分に、吉田さんがこのお作品を考えつかれたときの秘話をうかがってきました。すーごくおもしろかった。ナンセンス、コメディというのは読むとさらさら流れるようで、もちろんそうでないとならないのですが、作者はその陰でとっても努力されています。

 でもって、引用ですけど偶然春研での私の感想と同じだったのでした。
 「……さんのようになりたい!!」
 何かの会に所属することは、生来一匹狼な書き手たちにとっては性質に反することで、いろいろあるものではありますが、なんにしても偉い人(地位がというのでなくて)を見て、あんなふうになりたい!と思えることがどれだけ力になるでしょうか。まじでがんばるぞーという気になれます。会合に出るのは話を聞くというより、そういう意味があるのです、飲みたいってだけじゃなく(ほんとか?)

ところで、本題にもどって、逆転美少女シリーズですが、これは、歌舞伎の家に生まれた男の子「花緒」が、女子校に来てるというお話。毎回ギャグとおかしなお話がどんどんといいテンポで展開されます。
花緒の男の子っぷりがいいんです。棒を集めてたりふりまわしてたり、性格はやさしくて女の子らしく女の子とつるんでいても、やっぱりこりゃ男子の発言だなーというのが随所にあっておもしろい。
今回は、5話目で、とうとう花緒のヒミツが明らかになる?かどうかは、読んでのおたのしみ。

で、このお話はこれからも続くんでしょうか、おねがい、続いてーーーー!!