書名:古どうぐ~るぐる
著者名:
赤城香織
出版社:
西日本新聞社
好きな場所:とっけぇべー とっけぇべー
所在ページ:
P10
ひとこと:赤城佐保さんこと赤城香織さんのはじめてのご本が出ました!みーんな待ってたよー。
赤城さんは、季節風の先輩で、日本児童文芸家協会の創作コンクール(現つばさ賞)で優秀賞を、また日本児童文学者協会の長編児童文学新人賞で佳作を受賞したこともある方、季節風にはいつも江戸情緒たっぷりのお作品が掲載される実力者です。
今回は水俣市と水俣市立図書館が募集した「第二回みなまた環境絵本大賞」を受賞され、その受賞作が西日本新聞社から発刊のはこびとなったものです。
りょうたの家には、古い蔵があります。それがとりこわされることに。で、古道具はどうなるのでしょうか……。
引用はあるよび声です。なんのよび声かは、読んでのお楽しみということで。
「きんぎょーえきんぎょ」というのはみんな知っていますが、こういう物売り(買い?)の呼び声はすたれてしまったものも多く、ずっと前ですが小沢昭一さんだったか、なにか再現された音源を出しておられたように記憶しています。パリの昔の物売りの声は、鹿島茂さんの本に音符つきでのっていたような。最近は博物館にゆくと聞けたりしますが、そうでなくてほんとうに昔にもどれたらさぞ興味深いことでしょう。
江戸情緒をお書きになるのがお上手な赤城さんです、本の中から声が聞こえるような、ほんとうにすてきな絵本を書かれました。
ご出版、おめでとうございます!
赤城さんのブログ「クララ亭だより」はこちらです。
http://akagisaho.blog.ocn.ne.jp/blog/