書名:
恋する和パティシエール3 キラリ!海のゼリーパフェ大作戦
著者名:工藤純子
出版社:
ポプラ社
好きな場所:
カップがたおれて、かたいのはそのままだけど、やわらかいのは全部くずれてしまった。
所在ページ:p115
ひとこと:「ピンポンはねる」「モーグルビート」「ミラクル☆キッチン」など次々と人気シリーズを出されている工藤純子さんの「恋する和パティシエール」シリーズの最新刊です。
和菓子屋「和心堂」のひとり娘、如月杏子ちゃん。和パティシエールの修行中。ライバルは洋菓子屋のお嬢さん吉沢マリエちゃん。
今回は海辺のリゾートホテルに行きます。マリエちゃんのお兄ちゃんでかっこいい春樹くんは、このホテルのパティシエですが、もうすぐフランスに行っちゃうのでした……。
引用箇所は、杏子ちゃんが、新しい商品の開発をしようとして失敗するところですが、さてさてどうなるのでしょう。
巻末には杏子ちゃんの開発したお菓子の作り方があり、それから随所にもいろいろなうんちくが。なぜ羊羹という名前になったかとか、寒天にはどんな種類があるかとか、氷を低温にするのにはどうしたらいいかとか。
こういう本を読むと本当にすぐすぐ作りたくなっちゃった子どものころの気持ちを思い出します。あとがきによれば次回はバレンタインのお話なのだとか。バレンタインの和菓子ってなにがでてくるのでしょう、それだけで興味ありますね。まだまだ続く杏子ちゃんの修行が楽しみです。