2011年12月25日日曜日

児童文学同人誌「花」第33号

書名:「花」第33号
著者名:児童文学同人「花」
好きな場所:冒険好きなカエルの話の種や、お母さんをさがすアヒルの話の種と友だちだったこともあるが
所在ページ:p23
ひとこと:同人「花」の33号目の機関誌です。
引用は、季節風の仲間でもある森くま堂さんのお作品「魔女の家の小さな種」からです。読後感がよくて、希望のもてる、とってもすてきなお話です。
森くま堂さんはとても筆の立つ方で、季節風に投稿されたり、大会で推薦になったりして季節風のほうにもよく掲載されていますが、その内容は、歴史もの、ナンセンス、リアリズムとほんとに何でもあり。今回のこのお作品は、メルヘンともいえるもので、その守備範囲の広さにはびっくりです。でも、語り口は森くま堂さんらしい個性がみえて、そこがやっぱり普通ではないと思いました。私は森くま堂さんのナンセンスがいちばん好きかな。
同人「花」のみなさまは、神戸駅周辺で活動されていて、20年になるとか。
お目にかかったことはたぶんないけど(すれちがったことはあるはず)日本児童文芸家協会のほうでもよくお名前を拝見する西村さとみさんも「暗闇坊主に気をつけろ!」を書いておられます。児文芸のつばさ賞をとっておられるだけに、さすが。
「花」では随時同人を募集しておられるとのことです(巻末にありました)。