2011年11月19日土曜日

ちきゅうのリズム

書名:ちきゅうのリズム
著者名:鈴木初江(詩) 村田エミコ(絵)
出版社:リーブル
好きな場所:クサフグはつぶやく/――こんなのないだろ/かってすぎるよ/せめて豆アジなみに/そのクーラーにいれてくれよ
所在ページ:p27
ひとこと:『またあした』で、2011年に第15回三越左千夫少年詩賞をとられた鈴木初江先生の同じリーブルから出ている詩集です。
と、クサフグはぼやいていますが、あじについては別の「小アジ」という詩もあったり、「サヨリ」も「ウミウシ」も「カレイ」もあって、とっても楽しい。「ごめんなっ」では、なーんと解説の杉みき子先生が書かれているように鈴木君にスズキが釣られてしまいます。これもみんな杉先生のおっしゃるように「人間と地球の関係」なのでした。

鈴木先生とは、2011年の日本児童文学者協会の懇親会というか三越左千夫少年詩賞の贈呈式でお目にかかりました。今回は、銀の鈴社の『子どものための少年詩集2011』でご一緒(といっても私のほうは勝手に参加しただけ)できて、懇親会のときはそんなことがあるとは夢にも思わなかったけど、なんだかとってもうれしい。杉先生には上越であった小川賞の授賞式でお目にかかったし。いろんな思いがけないことがあるんだなー。