2011年5月19日木曜日

みらい文庫「坊っちゃん」 レビュー

みらい文庫の「坊っちゃん」ですが、どうなっているのかなあと、心配(笑)していましたら、啓文堂さんの武蔵野台店さんのスタッフのおすすめになっていました。

http://www.keibundo.co.jp/musashinodai/recommend/child/index.html

そうなんです。表紙の優さんのとってもインパクトのあるいい絵(最初の窓から飛び降りたシーンらしいです)に魅かれて、「これなら読めるかも」と思って手に取ってくださった子どもさんがたを裏切ってはならない、「やっぱり読めた」そう思ってもらうのが私の役目だ、と思い定めて、迷うところは子どもさん本位に進もうと書いた私なりの仕事です。
もちろん漱石のリズムや語り口は絶対に守ろう、表現はやさしくしても内容の水準は下げない、人物の造型も削除によって決してぼけるようなことがあってはならない、と思っておりましたが、読みやすそうと思っていただければ、本当にうれしい。

個人的に感想をくださった大人の方も、

・今まで坊っちゃんを読む機会がなかったが、一気読みした
・近所のママさんにすすめた
・とっつきにくさがない
・小学生をもつ親なら、きっと飛びつく
・わかりやすい
・でも漱石にまちがいない
・挫折した覚えがあるがこんな話だったとはじめてわかった
・原作で感想文を書いてみてよくわからなかったという子がいたが、これがあったら勧めたかった

などなどとおせじでいってくださってるにちがいないとは思いますが、なんだかうれしいです。

他にもネット上でレビューをいただいております(敬称略、順不同)
ありがとうございました。

「川天使空間」(井嶋敦子)
「今日のひでじぃ」(高橋秀雄)
「がまりんの部屋」(季巳明代)
「『本って本当に楽しいね!』児童書読書記録」(安達若菜)
「赤羽じゅんこの三日坊主日記」(赤羽じゅんこ)
「20階の窓辺から」(加藤純子)
「飯田とも子 造形&絵画教室!」(飯田朋子)
「どじょう日記」(堀米薫)
「今日も、いい日」(ささきあり)