2011年4月13日水曜日

季節風106号

書名:季節風106号
著者名:全国児童文学同人誌連絡会
引用場所:生活実感から抜けてハスッパに洒脱である
所在ページ:268
ひとこと:季節風にはいつも詩を一つ、創作を一つ投稿するのですが、どっちか採用のこともあれば、両方だめなこともある。季節風はキビシイのです。今回は詩はボツで、創作は掲載です。で、これはボツのほうの詩の寸評、本多明評です。ほめられているのかけなされているのか不明でありますが、もしボツでなく掲載されていたならもっと辛口だったに違いないと思ってます。

で、どんな詩だったの、と他の方に聞かれたので、もうどうするというあてもない作品ですので、ここに公表します。


「ぬき」
                      森川 成美

さびぬき
さびってわさびのことだってね
くぎぬきとにてるけど
くぎはさびる

はなにぬけるって
つんとすることだってね
はなをとおるのは
わさびのだいおうさま
ずがたかい、ひかえい、ひかえい
ひかえおろう

このにおいなんのにおい
つんとする
くぎのにおい
はなぢがでるときににてる
あ、やっぱりでた

つんとしてるって、三谷さんが
うえからめせんだって
そうよ私はだいじょうおうさま
ひかえい、ひかえい
ひかえおろう

つんがあぶられてべたべたになったにおい
きょうはしょうがやき
しょうがやきは
しょうがぬきなら
しょうがないから
つんとしててもいいんじゃない
はははとわらう

私つんとしてないからね



掲載されたほうの創作は「四月の傘」というもので、季節風ではじめて中学生と恋バナ(?)にチャレンジしてみました。だれでも書くからと思って遠巻きにしていた題材だけど、それもおけいこかと、私なりの話になるように工夫してみました。でもどうだったんだろうなあ。平凡かな、いまいちよくわかりません。でも12月の合評会がある!

今号は、前号に続いて昨年10月の季節風大会の推薦作がのっており、森くま堂さんの「花火」、堀米薫さんの「ミルキーウェイ」など、傑作がたくさん! 

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