2010年4月4日日曜日

児童文芸2010年4・5月号

書名:児童文芸2010年4・5月号
著者名:日本児童文芸家協会
出版社:銀の鈴社
好きな場所:なかには、好みにあわない本もあったが、何せ数が少ないので、むさぼるように読んだ。少々難しくても、習っていない漢字があっても、カンで読んだ。
所在ページ:92
ひとこと:エッセイの「あの日、あの時」から高森美和子さんの「子どものころの本」にある文章です。同じでした。ほんとそうやって読んでいました。高森さんは去年の夏にお目にかかりましたがぜーんぜんお若い方ですので、私なんかと同視しては申し訳ないですが。
それでも、今の子はほんと違う世界に生きていると思わないといけないですね。おもちゃなんかも、一つ目、珍しいと思っているうちに、同じような種類のおもちゃがすぐにぱっと増えて、いつのまにか箱いっぱいになってしまいます。こういうのはいいとか悪いとか言ってみても逆には回せない。異文化を受容すると同じように「違い」を認識することから始めなければならないと時々思うんですが……

あと井嶋敦子さんの創作「雪の日のキリタンポ鍋」、坂本のこさんのエッセイ「わがままと多趣味はスランプを救う」、白川みことさんのエッセイ「お爺ちゃんの缶珈琲」などがあって、あと堀米薫さんの「牛太郎、ぼくもやったるぜ」が今後に期待したい作品とあげられているとか、すごいなあと思いました。特集は「女の子感覚の文化と児童文学」で、編集者の方や、たくさんの売れっ子作家さんが会員非会員を問わず書かれていて、読み応えがありました。

情報でほおっと思ったのは、童話サロンが「児童文芸書き下ろし童話展2010」となってその要綱がのってるとか、研究会員だけが応募できる(優秀賞になると会員になれる)「そよ風コンクール」の要綱がのってるとかなどなど。

あとあと、たかはらみきさんが、キッズエクスプレス21で全国子ども会連合会会長賞になられたことが、早速のっててうれしいなっ

あちこちみまわしてしまった今月号でした。