2010年3月31日水曜日

ブラウニング詩集

書名:対訳 ブラウニング詩集
編者:富士川義之
出版社:岩波書店(岩波文庫)
好きな場所:ああ、シェリーにじかにお会いになったのですか、彼は立ちどまってあなたに話しかけたのですか?
所在ページ:195
ひとこと:この前ウエブスターの「あしながおじさん」の話をしていて、これを思い出しました。あんまり詩は読まなかったですが、この一節、たしか出てきました。私の読んだのは、井上明子先生も筆者の一人として書かれていた小学館の少年少女世界の名作文学にあった版のはずですが、今ちょっと確認できません。ひょっとして別シリーズの「続あしながおじさん」だったかもしれません。
覚えている訳は「シェリーに会ったんだってね、足を止めて話しかけたんだってね」というやつです。このほうが自分としてはしっくりきます。
でもこの本は対訳だから英語もわかる。英語の詩なんて読んだって、自力じゃ絶対わかりませんが、対訳はねだいじょうぶ(ずるい読み方)、とってもいい本です(爆)。
なんでこんなの思い出したかと言うと、会合とか行くと、とっても逆立ちしてもかなわない才能の人がたくさんいて、私なんてしょせん頭の中にある何か聞いたことのありそうな概念をひねくってるだけだなあと思う。そのとき「シェリーに会ったんだってね」と、ふとこれが浮かびます(笑)。たぶんおまえは才能がないよ、という内なる声だよー(なぜだ?)。
当時、ブラウニングははやってたんでしょうかねえ、ウエブスターだけでなくて、モンゴメリーの赤毛のアンとかにも出て来たと思う。私はモンゴメリーは赤毛のアンより、エミリー三部作が大好きでしたが、それにエミリーが「スター」と呼ばれるところがある。あれはたぶん「わが星」じゃなかったんでしょうかね。
ついでに、英語のやつはこうだそうです(対訳だから、原書探さなくて便利)。
Ah, did you once see Shelley plain,
And did he stop and speak to you